市民派市政―市民の、市民による、市民のための政治―の継続・発展を

                                            2012/5/6   林 健彦

みなさんこんにちは。岩戸北に住んでいる林と申します。
矢野市政が誕生して16年、市民の声が届かない古い政治はもうたくさん、今後も市民派市政の継続を願って、私の思いを述べたいと思います。市民派市政とは、リンカーンにならっていえば≪市民の、市民による、市民のための政治≫ということになるかと思います。私の体験(活動)から二つのことについて述べさせていただきます。

一つは≪市民のための;市民のニーズ、要望にこたえる市政≫ということです。
私は「狛江の学校図書館を考える会」のメンバーとして、狛江の図書館をよりよくする活動に取り組んできました。細かい改善は別として、いまだ市立中央図書館が手狭なままなのは本当に残念ですが、今回は学校図書館(市内の小・中学校図書室)の充実について述べたいと思います。
図書館は「資料と人(職員)と建物(施設)」から成り立つといわれます。もちろん学校には以前から資料(本)と施設(図書室)はありました。しかし肝心の人がいませんでした。子どもたちと本を結びつける、本を手渡す技術を持った人(職員)が!読み聞かせやお話を通して本・物語の世界の楽しさを伝える、あるいは本探しのお手伝いをすることで授業をサポートする、深める(日本の米づくり等)には、専門、専任の職員が必要だということで、私たちは学校図書館に人を配置してほしいと言い続けてきました。
矢野市政になって3カ年計画でーまず市内の小学校に次いで中学校へー、都内でもいち早く2000年に全校に臨時職員が配置されました。この施策により貸出が飛躍的に伸び、子どもたち、先生、保護者からも大変喜ばれています。

 もうひとつは≪市民による市政≫、行政が上から一方的に与えるのではなく、市民(住民)が市政に参加し、共にになう市民協働が定着したことです。
私がボランティアをしているむいから民家園もそのひとつです
1991年小田急線の複々線高架事業に伴い、線路際にあった旧荒井家住宅が取り壊される際、市民グループが古民家の保存を求め、カンパを募って建物を解体保存しました。その後市が古民家園用地を定め、2000年より「市民と行政の協働」によって民家園復元事業が始まりました。
市民参加のワークショップによって活用の検討を行う一方、復元工事の際には壁土塗り等工事のお手伝いに子どもたちも積極的に参加し、2002年に開園を迎えました。開園後も市民ボランティアが運営市民協議会という団体を結成して、運営を担っています。
民家園の特色は単に建物を保存するだけでなく、桜まつり、流しそうめん等のさまざまな事業・活動を行って、市民に活動の場、交流の場を提供していることです。≪活動する民家園≫といわれるゆえんです。また武蔵野の農家の庭先のようなのんびりとした気分にひたれる公園として、子どもたちが園内を走り回ったり、ベビーカーを押す若いおかあさんからお年寄りまで広く親しまれています。スタートから10年、利用者は20万人を超え、狛江の新しいふるさととして定着しつつあります。

 以上私の体験から、矢野市政は市民のための市政=市民のニーズにこたえる市政、市民による市政=市民とともに歩む市政、市民参加や市民協働が根付く市政を展開してきており、今回の市長選においてもその継続発展を願ってやみません。