通級学級について

2012年5月6日 若見 洋子

 私は和泉本町に住む者ですが、通級学級についてお話しします。
 小学校や中学校の教室には、通常のクラスで学習することができても、特別な分野では大変に苦手なことのある子どもたちがいます。時によっては集団で行動することができなくなったり、自分の言いたいことがうまく表現できなかったりする子どもたちも、個別の指導を受けると安心して成長できます。国や都の制度として、それぞれの苦手に個別の指導が受けられることになっています。通級学級と言います。

 20年前はその通級学級が、狛江市にはたった一つしかなく、以前の第二小学校(現緑野小学校)にあるだけでした。南部の三小や六小の子どもたちはバスを乗り継いで行くか、家の方に送ってもらうしかありませんでした。また、一カ所しかないので通級が必要なお子さんでも、許可されないことがほとんどでした。

 矢野さんが市長になられてから、その後、和泉小のけやき学級、三小のひまわり学級、そして二中にはくすのき学級ができました。なんと4倍になったのです。他の区市とは比べられないほどの手厚さです。このことは、矢野市長を中心とする市民派市政が、悩みを抱えている市民へ暖かく対応しているからだと思います。
 お隣の世田谷区ではそれぞれ個別の苦手に対して言語障害学級とか、情緒障害学級とか難聴学級とか弱視学級とかの通級学級があります。お隣は人口も多いのですから同じことをする必要はないと思いますが、苦手の克服という意味で個別の指導が受けられずにいたり、悩みを抱えている方はまだまだいるのです。教室での子どもたちの悩みに行政が力になれる場は、これからも必要です。

 もし、都の天下りのお役人だった方が市長になられたら、悩みを抱えている市民へ暖かく対応している今の市政はどうなってしまうのでしょうか?

 市民への暖かい対応のある市民派市政の継続を願っております。