《豊かな会》2020年度活動方針案
◎これから《豊かな会》をどうする?
1996年に起ち上げた《豊かな会》は、政治家個人の後援会のようなものではなく、“市民本位の狛江市政”をつくりだすための市民団体という位置づけでした。したがって、矢野市長誕生後も当然市民派市政「応援団」として頑張りましたが、矢野市政の運営に“市民本位の狛江市政”の基本方向(後掲)に違背することがあった場合には反対したこともあります。
2012年市長選挙での矢野市長の引退、その「後継者」として田辺候補を擁立して確認団体として闘ったのも、また2016年に平井候補を応援して闘ったのも、2018年田中候補して応援して闘ったのも、そして2019年4月の市議選で8名の市民派候補を推薦・応援して闘ったのも、“市民本位の狛江市政”をつくりだすためであり、《豊かな会》の役割はもう終わったとは言えません。しかし一方で、《豊かな会》の活動経過を振り返ってみると、「選挙が終われば寝てしまう」と指摘される実態側面があったことは否めません。
政治団体としての存続の可否を含めた、《豊かな会》の今後の方向性については、引き続き今年2020年秋に開催する次回定期総会で結論を出すことをめざして論議・検討を継続します。
◎市民本位の狛江市政の後退を許さず、市民派市政の復活に向けて《小さな声を聞く狛江》など、広範な団体などと連帯します。
◎広範な市民運動・市民活動との連携
◇《豊かな会》に結集いただいている個人・団体の皆さんが、自らが担っている要求運動やとりくみを精一杯、活き活きと展開していただき、市民への影響力、市民からの信頼をいっそう広げていただくことが第一だと考えます。
◇そうした基盤に支えられて《豊かな会》は、広範な市民運動・市民活動との連携を追求し、市民福祉切捨て市政との対抗・反撃、市民派市政の復活に的を絞った市民運動を全力で進めていきます。
◇引き続き、《こまえ社会保障推進協議会》運動に積極的に参加していきます。
◇元公民館職員・岩崎安男さん雇止め裁判を支援します。
◎7月都知事選についてどうする?
◇4年前の都知事選を省みましょう。以下の文章は、本紙・会報第194号(2016年8月号)からの抜粋です。参考にしてください。
■今度こそ!市民本位の都政実現を!都知事選いよいよ31日に投・開票
《豊かな狛江をつくる市民の会》は、狛江の市民本位の市政の後退を許さず、市民派市政の復活を実現すためには、都政の変革が重要であるとの判断のもと、過去2回の都知事選挙で宇都宮けんじさんを推薦するとともに、幅広い市民が結集できる応援団体、「宇都宮けんじさんを応援する狛江の会」を形成してたたかいました。
今回、野党4党が鳥越俊太郎さんを統一候補として擁立したのを受け、宇都宮けんじさんは告示日前日の7月13日、「大局的な観点から考え、今回の選挙戦からは撤退」という「さらに運動を前進させるための苦渋の決断」をされました。まさに“英断”であると思います。
鳥越俊太郎さんを擁立した野党4党は、宇都宮けんじさんの“英断”に報いる義務があり、鳥越市民派知事誕生に向け、政党としての役割をキチンと果たさなくはなりません。
◇現時点では選挙情勢がはっきりしませんが、市民と野党の統一候補が実現し、「私たちが考える“市民本位の狛江市政”の基本方向」と政策的に一致できるが立候補者が決まれば、世話人会での検討を経て、前回都知事選挙のとりくみを基本に、幅広い市民が結集できる狛江の応援団体に参加し、都知事選にとりくみます。
◎都議補選へのとりくみについて
◇2017年7月に執行された都議選へのとりくみを簡単に振り返ってみましょう。
以下の文章は、本紙・会報第194号(2017年8月号)からの抜粋です。参考にしてください。
■市民派候補・いび匡利さん 見事!当選を勝ちとる!
都議選、安倍政権に痛打。
豊かな狛江をつくる市民の会も推薦・支援
7月2日投・開票がおこなわれた都議会議員選挙(北多摩第三区=調布市・狛江市、定数3名)、わたし達《豊かな会》が市民本位の狛江市政の実現、安倍政権の暴走政治ストップという“切なるねがい”実現のため、市民派候補として推薦・支援しました、いび匡利さん(日本共産党公認)は見事!当選を果たしました。
自民党現職2期目の候補(改憲・右翼団体《日本会議》の地方組織加入)を646票上回る16,974票を獲得して第3位での当選でした。
いび匡利さんの連日昼夜にわたる奮闘に敬意を表し、心からお祝い申し上げます。公認して全力でたたかった日本共産党関係の皆さん、ご苦労様でした。そして、《豊かな会》会員、ご支持いただいている皆さん、わたし達の支援が少しは役だったと確信します。お疲れ様、ありがとうございました。
◇今回は、いび都議の残念至極な辞職にともなう補欠都議選ですので定数は1名です。
現時点では選挙情勢がはっきりしませんが、市民と野党の統一候補が実現し、「私たちが考える“市民本位の狛江市政”の基本方向」と政策的に一致できる立候補者が決まれば、世話人会での検討を経て、前回都議選のとりくみを基本に、幅広い市民が結集できる狛江の応援団体に参加し、補欠都議選挙にとりくみます。
具体的方針は、世話人会で検討・決定します。
◎9条改憲阻止、安倍政権打倒のたたかい
◇《戦争なんてイヤだ!狛江市民実行委員会》に結集し、「安倍9条改憲N0!改憲発議に反対する全国緊急署名」などに全力でとりくみます。
◇《戦争なんてイヤだ!狛江市民実行委員会》が参加する《市民連合“ちょこみな”@東京22区》運動を通して、次の総選挙においては、安倍政権打倒のため、東京22区における“市民と野党の統一候補”を追求します。
◎《豊かな会》の組織態勢立て直しを追求
◇基本的には、現在の世話人は、全員引き続き引き受けていただきたい。
◇加盟9団体(予算案の頁に掲載)から1名以上派遣していただいている世話人の選任は、各団体の責任でお願いしています。今般は、日本共産党地区委員会からは、井樋委員長と大久保高子さんのお二人を世話人に派遣していただけることになりました。
◇《豊かな会》の世代交代のためにも、新たな世話人の獲得に努めます。新たな世話人の任命権限を世話人会に委任します。2019年12月定例世話人会で前土肥保さん(《こまえ年金者の会》から派遣)を世話人に迎え、事務局次長に任命しました。
◇加盟団体ではなく、個人会員の方で「やってもいいよ」という方、ぜひ!世話人になってください。
◇世話人の役割分担は、現体制を基本に以下のとおりとしますが、世話人会での決定で補強・改革等をおこないます。
△共同代表 増田善信さん、矢野裕さん
※東京土建狛江支部からお一人をぜひ派遣していただきたいとぜひお願いしたします。
△事務局長 絹山達也さん
△事務局次長 前土肥保さん
△会計 若見洋子さん
△会報編集チーム 絹山達也さん、前土肥保さん、周東三和子さん、小俣三郎さんです。新メンバー大募集中!です。
△その他、必要なチームや担当者を世話人会での決定で任命(世話人以外の方にもぜひ参加してもらいたいのです)します。
◇定例世話人会は、毎月第4月曜日の午後7時~9時に開催しています。拡大版ですので、世話人以外の方もぜひ!おいでください。
市民本位の狛江市政の基本方向
豊かな狛江をつくる市民の会
①憲法を守り、くらしに活かす市政。
②市民と共に悩み、考え、行動する市政。
③特定の階層やグループ、あるいは一党一派にかたよらず、市民の生活と生産と労働を擁護し、市民全体の福祉を追求する市政。
④“まち”の主人公が市民であることをふまえ、あらゆる市政領域で“市民参加”を大胆に広げる。中央集権に反対し、地方自治を守り育て、住民自治に基礎づけられた市政。
⑤利権や特権を排除し、ガラス張りで隠しごとのない、市民全体の理解と合意を前提とした、そして計画的な展開を進める市政。
⑥市役所職員が、市民に奉仕する専門家としての主体性と誇りをもって、市民と手を携えて効率的に行政執行にあたる市政。
⑦平和こそ市民生活の基礎であることをふまえ、反戦・平和の“わがまち”─狛江を、そして世界平和の実現に努める市政。
⑧開発優先から市民生活優先への転換、自然と共存する“まちづくり”を、市民の合意と納得、市民参加によって進める市政。
⑨子ども達の一人ひとりが大切にされ、共に育ち合っていく学校、保育園、地域をつくりだしていく。おとしよりや「ハンディ」をもった市民が安心してくらせる、市民福祉第一、共に生きる“まちづくり”を推進する市政。
⑩人間性を奪い去るあらゆる差別に反対し、社会矛盾の下で弱い立場に追いやられている市民にとって「頼りになる」市政。
⑪大震災・原発事故を受けて、実践的防災・減災対策を確立し、原発に頼らない地域社会をめざす市政。
2020年度予算案
収入の部
項 目
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金 額
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前年度より繰越金予定
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250, 000
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団体会費(9団体)
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90, 000
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個人会費 現在171人
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342, 000
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事業費
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0
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合計
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682,000
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支出の部
項 目
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金 額
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会員通信、印刷・発送
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120,000
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事務所費
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340,000
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組織活動費
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100,000
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宣伝活動費
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10,000
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備品、消耗品費
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10,000
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次年度繰越金
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102,000
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予備費
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0
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合計
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682,000
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団体会員 共生のまちー狛江をめざす会
東京土建一般労働組合狛江支部
調布狛江地区労連
都教組狛江地区協議会
日本共産党調狛府中地区委員会
新日本婦人の会狛江支部
狛江生活と健康を守る会
調布狛江府中民主商工会
こまえ年金者の会
資料〃市民と野党の共闘〃で小池都政の転換を
―呼びかけー
都民の生活と都政の未来、ひいては日本の将来にも重大な影響をもたらす東京都知事選挙が間近にせまりました。
いま、4年目を迎えた小池都政は安倍政権がすすめる戦争をする国づくり、社会保障の連続的改悪、消費税増税、アベノミクスの推進などと呼応しつつ、保育など若干の分野での対応は見られるものの、大局的にはトリクルダウン政策を柱にすえ、福祉や医療、中小企業対策などの切実な都民要求に背を向ける姿勢をとり、他方、超高層ビルを林立させる石原都政以来の「都市再生」、開発行政を推進してきました。また、オリンピックの見直し、築地市場の存続など都知事選挙にあたって掲げた公約を放棄し、都民の信託を裏切ったことも記憶に新しいところです。
一方、国政、地方政治においては、市民と野党の共闘がおおきく前進しており、東京においても市民と野党の共闘の実現と都民の願いに応える都政への転換が期待されるところです。
こうしたもとで私たちは、東京での市民と野党の共闘の前進と小池都政の転換をめざして「都政を考える夕べ」を開催。また、幅広い呼びかけ人・賛同人の参集をうけ、呼びかけ人会議を起ちあげとりくみをすすめています。
都政転換を願うみなさん。連帯し共同のたたかいをすすめようではありませんか。 2020年3月
呼びかけ人:浜 矩子(同志社大学大学院教授)
五十嵐仁(法政大学名誉教授)
永山利和(元日本大学教授)
呼びかけへのご協力のお願い
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