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寄稿

 

共産党・鈴木えつおさんから寄稿

 

1996年の発足以来《豊かな会》の加盟団体である日本共産党地区委員会の鈴木えつおさんに、狛江市での開票結果について原稿をお願いいしました。ご多忙の中、早速に寄稿いただきました。以下、全文を掲載します。

 

参院選の結果について 野党共闘の力が改憲3分の2を阻止

吉良よし子候補、小池晃候補など日本共産7議席を確保

 

 日本共産党狛江市委員長 鈴木えつお

7月21日投開票された参院選では、全国32の1人区では、10選挙区で野党統一候補が勝利、改選2議席から10議席へと躍進、自民党の議席を9議席減らす上で大きな力を発揮しました。野党共闘の力が発揮され改憲勢力に3分の2の議席をとらせなかったことは大きな成果です。

日本共産党は、東京選挙区(定数6)で、吉良よし子候補が70万6532票を獲得、3位で再選を果たしました。吉良よし子候補の狛江市での得票は5711票で2位でした。このほか、埼玉選挙区(定数4)で伊藤岳候補が初当選、京都選挙区(定数2)で倉林明子候補が再選を果たしました。大阪選挙区(定数4)の現職、辰巳孝太郎候補は惜敗しました。比例代表選挙で日本共産党は448万票余(得票率8.95%)を獲得、小池晃、山下芳生、井上哲士、紙智子の4候補が当選しましたが改選5議席には届きませんでした。比例代表選挙の狛江市の日本共産党の得票は5104票(得票率13.42%)で、自民、立憲に次ぐ第3党となりました。

大変な激戦の中、ご支持いただいたみなさんに心から感謝を申し上げます。

 

狛江市の得票を見ると日本共産党は、3年前、2016年の参院選と比較し、比例代表で6356票から5104票へと1252票減(得票率では16.4%から13.4%へと3.0%の減)となりました。

また2017年の総選挙と比較すると比例代表で4873票から5104票へと231票増(得票率で12.6%から13.4%へと0.8%増)となりました。

今回、3年前の参院選と比較し比例代表選挙で得票、得票率とも大きく後退させたことは残念な結果ですが、3年前の選挙は、当時、安保法制が大争点となっているなか、まだ本格的な野党共闘の体制がとられないなかで、日本共産党の存在感が比較的高く評価され、実力以上の結果が示された選挙だったのではないかと思います。

いま日本共産党は、安保法制のたたかいを経て、野党共闘の推進で、安倍内閣を倒して暮らしと平和を守る新しい政治への転換をかかげてたたかっています。

この本格的な野党共闘時代の中で、前進、躍進することは、日本共産党にとっても新しい挑戦の課題です。こうした点を考えると、今回の結果は、野党共闘時代の新しい選挙戦の中で、全体として健闘したと言えるのではないかと思います。

引き続き市民と野党の共闘を発展させ、安倍政権を倒し、国民が主人公の新しい政治を実現するために、党としてかかげた比例850万票、15%以上という目標の達成をめざし、狛江では比例で8千票、20%以上をとれる実力をつけるためにがんばります。

 ひきつづき、減らない年金、消費税10%ストップ、憲法九条守る―公約の実現に全力を尽くすとともに、解散総選挙も視野に入れ、野党共闘を推進し、政治革新の力を発揮できるよう頑張りますので、ひきつづくご支援をお願いします。