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中央図書館の分割・移転問題について解説します

「ちょっと待って!図書館移転連絡会」の林健彦さんの24日の訴えを紹介します。
林さんは、市民センターを考える市民の会の世話人としても、「市民提案書」の図書館部のまとめの中心となってこられたかたで、このかんおこなわれた「市民ワークショップ」などでも、市の「基本方針」(分割移転方針)の問題点の指摘を続けています。

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 周東三和子さんが立候補するきっかけになった図書館の分割・移転に絞って訴えます。市と市民が協働で2016年「市民提案書」を作成しました。現在の市民センターの増改築で図書館・公民館を充実させようとするもので、ゆったりした滞在型図書館など夢のある提案を行いました。これに沿って、市は具体的な市民センターの増改築の構想を委託調査しました。2020年3月には市民の案を含めて市民アンケートを実施しました。ところが松原市長は突然、狭い駄倉地区へ図書館を移転する、市民センターには子どもの図書を残すという分割案を、その年の8月に庁議決定しました。これまでの案にはない最も小さい案で、市民の声はおろか図書館や公民館の現場の声も聞かないトップダウンのやり方でした。その後は「決定」として市民に押し付け、それに反する意見は一切排除するなど強行しています。

 中央図書館が二つに分割されれば利用者は2か所回ることを強いられ、きわめて不便です。市長は説明できず、「まちづくり全体で考えて」などと言い、図書館長は往き来で賑わいが生まれると説明しました、図書館はまちづくりの手段で利用者の立場は二の次というわけです。

 進め方も問題です、市民協働の産物である市民提案書を踏みにじり、強権的に分割・移転を進めています。市民参加と協働の条例では大きな公共施設を作る際は市民の意見を聞くことを明記しています、一連の動きは条例違反であり、市民参加・市民協働をないがしろにするものです。

 周東さんは分割移転は中止、公民館との連携を維持できる今の場所で調査会社の案をもとに増築する提案をしています、休館期間も大幅に短くします。これにより、子どもから、高齢者、障がい者、外国籍市民まで誰にとっても使いやすい図書館をめざします。図書館が、資料の提供を通して市民の読みたい、知りたい要望(例えば暮らし・仕事・地域など身近な質問へのサポ-ト)に応える本来の役割を果たすことで、文化の社会保障を担い、まちづくりに貢献する提案です。周東さんは市民の声や現場職員の声も聞きながら、つくってよかったといえる図書館づくりを進めます。