《豊かな狛江をつくる市民の会》と《まちの主人公は市民!オール狛江の会》は、「市民派市政の復活・再建」、「“市民本位の狛江市政”の実現のため、市政の刷新・改革を!」に向け、《小さな声を聞く狛江》が擁立した平井里美さんの推薦を決定し、連日にわたり全力で選挙戦をたたかいました。
市民運動の中から起ち上がった、市民の側に立つ市長候補・平井里美さんは、またとない候補者です。市民運動の中で平井里美さんが発揮した、あるいは培ってきた行動力、そして異なる意見をもつ皆さんと一緒にトコトン話し合い、方向性を探り出していく、いわば合意形成力は抜群のものです。この力を市民の立場に立つ狛江市長として、市政の立て直し、刷新・改革に活かしてほしいと切に願ってきました。
《豊かな会》は、これまでの20年間に5回の市長選を自ら確認団体としてたたかってきました。今回は《小さな声を聞く狛江》が確認団体となり、選挙戦の中軸を担いました。《豊かな会》《オール狛江の会》は、平井里美さんの推薦団体として総合選対本部に参加をし、実質55日間を文字通り全力で走ってきました。
《豊かな会》会員のみなさん、支持者のみなさんが発揮したこの間の力は、過去5回、自ら確認団体としてたたかった市長選と比較して少しの遜色もない、素晴らしいものでした。共にその頑張りを確認し合いたいと思います。本当にご苦労様でした。
しかし、「市民派市政の復活・再建」、「“市民本位の狛江市政”の実現のため、市政の刷新・改革を!」は実現できませんでした。
再選を果たした高橋氏は、「2万票取りたかったが、(相手陣営から)事実ではないことを言われた分が相手に流れた」(k-press)とか言って、市民の声も聞かずに、たか―い橋の上から市民に押し付けるという政治姿勢を反省する様子は見えません。
遅くとも4年後に市長選挙があります。今回の「市民主役型選挙」は、“次”につながる広がりと力量を獲得したと思います。平井さんが言うように「ここが始まり」です。ぜひ!“次”につなげましょう。(絹山事務局長)
資料 狛江市長選挙の結果についての声明
2016年6月20日
小さな声を聞く狛江
19日、投・開票された狛江市長選挙で、平井里美市長候補は、残念ながら当選にいたりませんでした。激戦の中、多くの市民のみなさまのご支援をいただき、また「でんわ勝手連」「ミナセン」の方々をはじめ、全国のみなさまにも物心両面にわたるご支援をいただきました。新しい市民主役の市政を惜しくも実現するには至らなかったことを、心からお詫び申し上げます。
開票結果は以下の通りです。
◇投票率 47.01%
◇各候補の得票数・率
平井 里美候補 12,856票(42.4%)
高橋 都彦候補 17、433票(57.6%)
今回の市長選は、以下のような状況のもとで市民の選択を問うものとなりました。
第1に、市民が、現職候補の4年間の市政運営をどのように評価するか、
第2に、市民活動歴20年のリーダーである新人女性候補への期待、市政変革への期待
がどのように広がるか、
第3に、全国的に、市民が政治の舞台に登場し、市民の声でいわゆる「野党共闘」が国政選挙で成立するという新しい政治状況の中で、狛江がこの状況とどのように関係しているか。
選挙結果は、まことに残念ながら、「現職候補の2期目」という分厚い壁を突破するには至りませんでした。ひとえに、私たちの力不足であり、平井里美候補にお寄せくださった市民のみなさまの大きな期待にもかかわらず、実を結ぶことができなかったことを、心より深くお詫び申し上げます。
それでも、選挙には初立候補、立候補記者会見は直前(4.28)、20年の市民運動歴とはいえ現職と新人、推薦市議会議員数は16(自公民進ネットなど):6(共社民)など、圧倒的な差があり、市役所幹部も「泡沫候補」とみていたような状況にもかかわらず、ここまで善戦し急速に追い詰めるに至ったことは、平井候補への市民の期待が実に大きなものであり、現職候補の今後の市政運営に重要な影響力をもつものと評価しています。
今回の結果をもとに、これからも、平井里美候補が市民のみなさまに訴えてきた「小さな声を聞く狛江」、「だれもが大切にされる狛江」の市政実現に向けて更に力を蓄え、平和で公正な、市民のいのちとくらしを守り支える狛江の未来を切り拓くために、全力で邁進いたします。そして、「市民を監視する監視カメラ」ではなく、「市政を監視する監視カメラ」が必要です。真の住民自治づくりの観点から、市議会の傍聴や住民の権利を大事にし、行使していきましょう。
市民のみなさん、そして全国のみなさん、お寄せいただきました熱いご支援に重ねて感謝申し上げますとともに、引き続くお力添えを心からお願い申し上げます。ありがとうございました。
平井里美さんからのメッセージ
そして、またここから ?市長選を終えて?
みなさま、ありがとうございました。私たちは政治が市民にとって身近になること、行政主導ではなく、市民の立場に立った市政への転換を求めて活動してきました。
私はこの選挙を通して、立場も考え方も違う多くの方に出会い、沢山のことを学ばせていただきました。昨日、街中で、本当に多くの方々が声をかけてくださいました。エールを送ってくださったり、涙ぐんで思いを語ってくださったり・・・皆様が平井里美に託してくださった一票の、その重みをどう受け止め、どう責任を取っていくか、ここがスタートだと引き締まる思いです。
「民主主義がいい社会をつくるとは限らない」上野千鶴子さんがおっしゃってくださった言葉ですが、その通りだと思います。しかしそれでも、私は人任せにしない地域・社会をつくっていきたいと思います。この足もとから、みなさんと一緒に。
選挙活動を通して、大勢の方々の平和への思いや願いとつながることができ、心から嬉しく、心強く思います。今後、たとえ外圧や分断があったとしても、跳ね返してつながり合い、力強く歩んでいきたいと思います。
短い時間で選挙運動をつくり、支えてくださった皆さん、疑問や違和感のある中で、それでもお一人おひとりが力を尽くしてくださったこと、心から感謝いたします。
もし、皆さんがここが始まりだと思ってくださるのでしたら、私は一人ひとりの思いを皆さんと共に受け止め合い、進んでいきたいと思います。どうぞ、改めてよろしくお願いいたします。
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