以下、8月14日に開催した拡大世話人会の概要を、決定・確認した事項を中心に報告します。16人の出席でした。

◎前回会議(7/3)以降の経過報告など

 報告がたくさんありましたので、特に重要と思えるもののみにします、

@豊かな会関係 別頁の「事務局長のジジ日誌」も合わせてご覧ください。

◇7月6日 矢野ゆたか市長の退庁式
 △本紙読者の皆さん初め多くの市民が参加。「お疲れ様!」「ご苦労様!」の声が飛んだ。豊かな会からも花束贈呈。
△本庁舎職員も総出の感。

◇7月8日 選挙ご苦労さん会
△受付名簿記入99名。主な会員・支持者の皆さんが参加してくれた。
 △4年前の祝勝会より多かった、との話しも。
 △皆さん、めげてる感はなく、「次回こそ」との雰囲気だった、との感想。
 △赤字なし、残金は豊かな会の会計へ、との報告を了承した。

◇7月14日(土)午後3〜4時 脱原発リレートーク 狛江駅前
△司会・進行を田辺さんが担当。6人の市民が発言。
 △市民へのアピールになった、今後にどうつなげるかが課題、との感想。

◇7月16日 さようなら原発10万人集会(代々木公園)参加
 △豊かな会の旗も登場。
 △狛江から、原発廃止、原発ゼロに向けた運動をどう強めていくかが課題、との感想。

◇7月23日(月)夜、東京土建狛江支部主催の公契約条例学習会
 △案内状あり⇒事務局長が参加。市議団からは鈴木さん。
 △公契約条例制定は市長選の公約でもあり、東京土建狛江支部の呼びかけに応え、制定に向けた市民運動化に豊かな会もその役割を果たさねばならないことを確認。

A市政・市議会関係

◇7月20日、臨時市議会が開催された。
 △高橋市長の就任挨拶は1分程度で終わり。所信表明は9月定例会(3日開会)にやる、とのこと。
 △吉野市議と市原市議が会派を解消。辻村・山田両市議とともに4人が「一人会派」、会派は2名以上なので無会派となった。

◇7月24日 共産党市議団が高橋市長に申し入れ。

◇高橋市長 基本計画・公共施設再編方針の見直しを指示
 △いずれも庁内検討委員会を発足させた。

Bその他 市民運動など関係

◇8月11日の土曜日午後、狛江の放射能を測る会主催による講演会「福島第一原発事故とこれからの電力エネルギー」が開催された。
△講師は元・気象研究所研究室長で理学博士、豊かな会の共同代表でもある増田善信さん。
 △40人を超える参加者。増田さんの全面展開の講演に聴き入っていた。

◇狛江の放射能を測る会が高橋市長に申し入れ。
 △市長選にあたっての公開質問状に、「脱原発をめざす首長会議」に「参加します」と回答していが、今回の共産党市議団の申し入れに「首長会議への参加は考えていない」と述べている。
△狛江の放射能を測る会は、脱原発をめざす首長会議への参加を要望する文    
 書を提出。面談は断られたそうですが、8月20日までに文書回答する、旨の回答があった、とのこと。


◎選挙戦を総括する論議

◇前回会議で設置を決めた7人の担当チームで、今まで出された意見、これか
ら出てくる意見など(会報で「8月末日までに」と呼びかけ)をとりまとめ、課題
整理して9月11日の拡大世話人会に総括素案を提案してもらうこととなっ
た。担当チームの会議を8月24日に開催すること決めた。

◇関連してKさんから、「選挙結果からの推測」と題する文書が提出された。参考にしてもらえれば、感想などあればわたしに、とのことだった。


◎豊かな会運動の再構築にむけて

◇前回会議に事務局長から、
△この16年間、1期目の「予算通せ運動」はあったが、総体的に見ると、選挙が終われば《豊かな会》は「お休み」状態となり「矢野市長まかせ」だった。これからは「市民派市政奪還をめざす勢力」であり、運動の再構築は不可欠である。
△何よりも各構成団体・会員が、本来担っている運動を強め、市民への影響力、市民からの信頼を広げていくこと。
△そのうえで《豊かな会》は、様々な市民運動・市民活動との連携(共催の勉強会とか)を追求し、その活性化に協力していく。
△必要な場合は、《豊かな会》が軸になって新たな市民運動体を立ち上げ、“市民力”を強めていく。例えば、「孤独死を考える市民ネットワーク」、「原発ゼロ狛江市民連合」、「生活保護を考える会」、「まちづくり条例改善研究会」などなど。
──との提案が出された。特に異論は出なかったが、「よし、やろう」と確認されたとは言えず、今日も引き続き論議をしていきたい、と事務局長。

◇これに対して、
△新しい団体・組織をつくるとなると、核となる何人が必要だ。そんな人材
 がいるのか。
△新しい組織をつくることよりも、現在ある市民運動とのネットワークづく   
 りに力を注ぐべきだ。
△《豊かな会》が何もかもに関わるのは無理であり、市政の変革、市民派市政の復活に的を絞るべきだ。
──などの意見が出され、新たな市民運動体の立ち上げの部分は削除して、10月13日の定期総会に提案することになった。

◇また事務局長から、
△矢野氏の共同代表就任。
△付属団体として仮称「市民派市政研究センター(市政研センター)」を設置し、
センター長に田辺氏を選出する。田辺氏の生活との調整が必要だが、市政
研センターは、定期的(月1回) 仮称「市政まなび広場」を開催するとともに、
センター長の「市政出前懇談会」を市民団体の協力を得て各地域で開催する。
(年2回、春は予算案発表後にその批判を中心に、秋には時期に合致するテ
ーマで。)
──の2点を前回会議似提案したが、論議の時間がなかったので、話し合ってほしい、確認がとれれば定期総会に提案したい、との提起があった。

◇いろいろ論議があったが、次のことを確認した。
△矢野氏には共同代表への就任とともに、研究センターの顧問も引き受けてもらえるよう要請する。
 △研究センターの名称は略称で「自治研センター」とする。正式名称は未定。
 △センター長(あるいは所長)には田辺氏が就任してもらい、提案のような活動を展開してもらう。
 △これらの活動ができるよう、田辺氏の就職予定先に、必要であれば《豊かな会》としてお願いに行く。
 △センター長(あるいは所長)となる田辺氏の活動を支える資金については、募金運動を含めて引続き検討する。


◎世話人会の強化について

◇前回会議で、選挙戦で力を発揮してくれた方々の中から世話人をお願いでき
る人はいないか?を話し合い、4人の方々のお名前があがった。それぞれ担
当者を決め、お願いすることを確認した。

◇その結果報告。小林孝雄さん、小俣三郎さんのお二人から承諾いただいたと
の報告。お二人に世話人をお願いすることを決定した。残りのお二人にも引
き続き働きかけることを確認、

◇また、事務局長から、その他にも世話人を担ってくれそうな人があれば、本
人承諾を得てうえで定期総会に提案したいので、事務局長に連絡してほしい、
旨の要請があった。


◎狛江市の財政状況について

◇事務局長からの報告。8月3日、『広報こまえ』8月1日号の記事についてS
さんからメールがあった。その主旨は、
△4〜5頁で狛江の財政指標が出ています。高橋市長としては狛江の財政が26市で最低レベルで「危機的」だといい、今後の福祉削減の理由付けにしたいのだと思いますが、豊かな会として、今回のこれらの指標に対するコメントとその他の市の経済指標を載せた全戸配布のチラシなどを作る計画はありませんか。
△特に、経常収支比率は、我が方は、市政白書で、「多摩26市で良い方から10番目、10年度は黒字規模が多摩で2位になりました。」と書いていましたが、今回の公報こまえでみると、経常収支比率は多摩で20番目となっています。また、黒字規模(市の貯金)は21億円となっていますが、これで多摩市内で2位なのでしょうか。公報こまえが正しいのであれば、我が方は市民に嘘を言っていたことになります。
△市が出したくない経済指標もあると思いますので、それも含め明らかにしておいたほうがいいと思いますが、いかがでしょうか。
──というものでした。

事務局長としては、
△財政問題に詳しい人を講師に、9月に会報読者を対象にした勉強会を開催
したい。
△10月〜11月にかけて、自治研センター長の「市政出前懇談会」を市民団体の
協力を得て各地域で開催し、狛江市財政をテーマにしたい。
△可能な限り多くの地域で開催したい。定期総会決定を先取りすることにな
るが、今から準備に入りたい。
 ──と考えるが、いかがか。

◇活発な議論の結果、次のことを確認した。
 △今回の『広報こまえ』の記事は、この日の拡大世話人会に配布された田辺さん作成の批判文書(別頁の記事参照)にもあるように、高橋市長の指示により掲載されたものであり、意図的に市の財政状況を悪く印象付け、市民本位の市政、とりわけ市民福祉施策の後退の根拠付けの材料にしようとするものである。
 △意図的な記事を『広報こまえ』に掲載したことに抗議すべきである。
 △市民に解かりやすいパンフレット等を作成し、全戸配布の可能性を含めて、広く市民に事実を伝えていく。
 △会報読者を中心にした勉強会を9月18日(火)午後7時から、みんなの広場で開催する。講師は田辺さんにお願いする。
 △自治研センター長の「市政出前懇談会」を地域ごとに開催し、『広報こまえ』の意図的な記事の批判とともに、正しい情報を市民に伝えていく。ただし、国政選挙の動向により10月〜11月にかけての開催は変更の場合あり。