『不思議なクニの憲法』上映会に
130
名参加

平和憲法を広める狛江連絡会・こまえ九条の会主催で、松井久子監督のお話しと『不思議なクニの憲法』上映会が1130日に市民センター地下ホールで行われました。

 

松井監督の制作意図

認知症の家族愛を描いた映画『折り梅』で知られる松井監督が会の始めに、この映画を作った動機と最近の国内政治の情勢について話されました。今の日本では「政治のことを考えて
行動している人たち」と「何も考えない(考えないようにしている)人たち」に分断されている状況なので、この分断を断ち切るような映画を作りたい。それには、《意見》よりも歴史を含めた《事実》を重ねて描くことを心掛けた、と話されました。意見を紹介するときは、押し付けにならず、自分で考え、自分で選ぶ際の参考にしてもらえるように扱ったそうです。

 

参加者の反応は

参加者は130名にもなり、市外からも49名の方がいらっしゃいました。

アンケートに答えてくれた方は46人で、そのほとんど39人の方が映画を良かったと評価していました。

 

アンケートに寄せられた意見の一部を紹介します。

○憲法を分かりやすく話して下さった映画で、改憲の問題点がとらえやすかった。また、外国から見た日本の捉え方を知ることができた。現に戦争時の歴史を学ばない日本の問題点を実感します。

○経済が力強いことが国としてたいへん(一番)大事という友人が多い。個人が自由に幸せに平等に、格差が少ない状態で生活して行くことが一番なのに。

○会場を見回して、やはり高齢者の集会だ…と感じましたが、松井監督も同じご指摘でした。ならば高齢者としてがんばらねば!とまず、思いました。

 

ブックレットが便利

上映が終わった後に松井監督のサイン会があり、多くの人がブックレット『読む 不思議なクニの憲法』にサインしてもらいました。これには映画の中の言葉がすべて収録されていますので、その言葉を再確認したり、論理構成をたどったり、引用したりできる優れものです。このブックレットは、株式会社エッセン・コミュニケーションズ発行で定価1000円。書店でも注文できます。               (投稿:小俣三郎)

 
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