事務局長のジジ日誌(2011年12月)
絹山達也
原稿不足解消のための「自衛策」というわけではありませんが、勝手ながらわたしの文章を連載させてもらっています。豊かな会に関係することが中心ですが、たまには(?)外れることもあると思います。大目に見てください。
◎11月29日午前、みんなの広場で会報『豊かな狛江』12月号の製本・仕分け作業を梅木さん、林さんと一緒に。昼前には終了し、各配布担当者にお届けを3人で分担しました。
◎12月1日、仮称「市民派市政白書」チームの第7回会議を“みんなの広場”で開催しました。メンバー全員(と言っても、田辺さん・西尾さん・林さん・絹山の4名ですが)が揃い、内容の詰めをおこない、次回世話人会(12月13日)に原稿素案を提出することを確認しました。(その後、12月13日拡大世話人会で検討し、内容確定しました。)
◎12月2日、公民館市民ゼミナールでお二人の市民活動者のお話を聞きました。
もちろん、豊かな会事務局長ではなく、絹山個人としての参加です。念のため。
先月号にも書きましたが、この市民ゼミナールは「狛江のまちは住みやすいですか?」と題する5回シリーズで、この日が4回目でした。タイトルは「市民目線で自治体行政と議会をみる」で、お二人の市民から話題提供していただき、参加者でフリートーキングしようという触れ込み(?)でした。参加者は(もったいない感じで)20人弱だったと思います。
話題提供役は三島瑞子さん(精神障がい者および回復途上者の働き場づくりなどにとりくむNPO狛江さつき会の理事長)、池座俊子さん(元市議、狛江生活者ネットワークの代表、東京生活者ネットワークの代表もされている)のお二人でした。さっき「触れ込み(?)」と書いたのは、お二人のお話がその活動実績ゆえに内容豊富であったため、参加者でのフリートーキングの時間はほとんどなかったためです。
わたしも知らなかつたことが沢山だった、お二人の報告の内容は長くなりますので今回はやめにします。
◎12月6日、エコルマホールの担当から電話。1月9日の新春のつどいの会場
使用について打ち合わせをしました。
◇マイク2本(ワイヤーレス)、スタンド1本を頼んだ。
◇備品類使用料の精算は7時頃までに済ませてほしい、とのこと。
◇エレベーターを6時から動かすように依頼した。
◇当日、ホールの使用がないので太鼓演奏は可、とのこと。(ホール使用がある
と、6階の多目的展示室の音がホールまで届くようです。欠陥建築区では?)
◇エコルマ用駐車場が1台分あり。太鼓などの搬入終了後、ここに駐が可能。
ただし、ホール使用が入るとそっちが優先、とのこと。
◇9時以降の階段使用はできないのでエレベーターを使用してほしい、とのこ
と。
◎12月12日、《狛江のまちを考える会》主催の忘年会が市役所食堂で開催さ
れ、矢野市長も含め多彩な方々が50人ほど参加しました。
約2時間、いろんな人と話ができました。闘病中と聞いていたAさんも元気
そうな顔を見せており、思わず両手でAさんの右手を握り、生還おめでとうございます、
などと言ってしまいました。
◎12月13日は月例の拡大世話人会でした。いつものように、豊かな会の暫定事務所を
置いている、わたしのお店=“みんなの広場”が会場です。参加は8人でした。もっと
にぎやかにやりたいですね。拡大会議ですので、会員お方はどなたでも参加できます。
ぜひ一度覗いてみてください。
まず、前回会議以降の経過報告などをおこないました。
◇次期市長選候補についてのとりくみの報告があり、2月定期総会で決定できるよう、本気になってとりくむことを再確認しました。
◇ホームページ編集チームの報告。市民リポーターを募集しているが、応募がないなど。
◇開会中の市議会の様子が、一般質問の内容を中心に詳しく報告されました。
参加者の間で論議になったのは、
△共通商品券が11月26日に発売になったが、初日に4.8千万円分しか売れず(発行額は1億円)、現時点でも残っているとの報告。売れ残ると今後に問題を残すので、買える人はぜひ、との意見がある一方、大型店で利用できないA券(500円券22枚中10枚)について話題に。買いたい物を扱っている小売店が少ないという指摘です。日常的に必要とする生鮮産品などを扱うお店が少なくなっているという問題です。(現時点、12月24日現在でも完売していないようです。)
△多摩川のバーべキュー禁止条例制定をめぐって、有料化を実施した川崎市(二子橋付近)を見学した人から報告。
利用時間は4から9月が9時〜18時(受付15時まで)、10から3月が9時〜16時(受付13時まで)で、利用料は一人500円(6歳以上)となっています。多い日は一日の利用者が4,800人(単純計算で240万円)。
対する監視員は10数人を配置。しかも4〜10月は24時間態勢、冬季も夜12時まで監視員を配置(当然、複数だろう)しているとのことです。そうしないと、夜中でも花火で遊んでいるそうです。ちなみに、テレビニュースで流れた、鉄橋を走行する電車に向けて打ち上げ花火を発射する映像は、二子多摩川で撮られたそうです。
仮設トイレ5台設置、ゴミ処理などを含めると、とても「採算」がとれる
とは思えませんが、多くの市民が多摩川に親しんでもらおうという政策なのでしょう。
ただ住宅地との間隔や風向き、敷地面積など、狛江とは条件が違います。近隣住民がこうむっている被害の現実を見ると、当面?条例によって禁止すらことはやむを得ない、これが出席者の大方の意見だったと思います。ただ、禁止して終わりではなく、市民参加で知恵を出し合って、楽しく多摩川を利用してもらう、市外からも多摩川を訪れてもらい、買い物もしてもらう方法を考えていくべき、これもみなさんの意見だったと思います。
◇航空計器跡地巨大マンション計画問題をめぐる状況が報告されました。
続いて協議事項に入りました。
◇仮称「市民派市政白書」づくりのとりくみ。担当チームが作成した素案が提出され検討しましたが、時間が足らなくなりましたので、持ち帰って目を通し、気づいた項目を12月17日までに事務局長へ連絡するという扱いにしました。
なお、作成部数は5万部、配布時期は1月下旬から2月上旬にすることも
確認しました。
◇“新春のつどい2012” について相談しました。
△参加最低目標を100人とする。昨年は名簿記載78人、《きんたの会》の皆さんを加えて90人程度だった。
△準備のために午後6時集合。
──などなどを最終確認しました。
◇矢野市長の出前懇談会について検討しました。
△「市民本位の市政をさらに前へ!新年度狛江市予算案について語る」をタイトルに市民団体が主催する、矢野ゆたか市長の市政出前懇談会の開催を支援することを再確認しました。
△日程は市民団体と市長で調整中であることが報告されました。
◇2月25日に開催する第22回定期総会に提案する議案の準備作業について相談し、次のようなことを確認しました。
△活動経過報告は、昨年の総会で決めた活動方針に沿って報告を書くことになる。この活動方針に沿って、大した活動ができていないが、活動経過を簡単に絹山事務局長がまとめ、次回会議に提出する(よう努力する)。
△会計報告、予算案は若見会計にお願いする。
△活動方針案は、次期市長選候補獲得作業の進捗状況に左右されるが、事務局長が素案を書き、次回会議に提出する(よう努力する)。
◇1月の世話人会について相談し、今号5頁掲載のとおり決定しました。その他にも話題なったことがありますが、割愛します。
◎12月14日、日本軍「慰安婦」問題解決を求めて、外務省「人間の鎖」包囲アク
ションに参加しました。以下、主催団体のひとつ《日本軍「慰安婦」問題解決
全国行動2010》のホームページから。
1992年1月8日に始まった、日本軍「慰安婦」問題の解決を求める韓国水曜
デモは、2011年12月14日で1000回目。雨の日も、雪の日も、そして炎天下でも、日本軍「慰安婦」ハルモニ*たちは、毎週水曜日、ソウルの日本大使館前に。「世界最長デモ」としてギネスブックにも掲載されたこのデモを、「これ以上、80代、90代の高齢のハルモニたちに続けさせることはできない!」という切実な思いから、日本政府の謝罪と賠償を勝ち取る決意を込め、「韓国水曜デモ1000回アクション」への賛同と参加を呼びかけます。
*ハルモニ:韓国語で「おばあさん」の意。被害女性たちに敬意を込めて、私たちは「ハルモニ」と呼びます。
10時半、狛江駅でNさんと合流し、集合場所の日比谷公園霞門に向かいました。ところが、霞門付近は50人程度の「在日特権を許さない」とかいう、「日の丸」を手にした集団が占拠?しており、リーダーらしき人物がハンドマイクで参加市民に罵詈雑言を浴びせていました。金儲けのための売春婦だ、うす汚い左
翼は海に沈めろ、朝鮮に帰れ、それはもう聞くに堪えないものでした。韓国メディアのクルーにも悪態をついていました。言論の自由はあるにしても、日本人として恥ずかしくなりました。
主催者側はこの場での事前集会を断念し、参加市民に外務省方面への移動を呼びかけ、我々も外務省に向かいました。
スタート予定の12時には、1,300人による「人間の鎖」がみごとに完成し、外務省敷地包囲は成功しました。包囲行動は小1時間続き、握り合った手をうえに挙げるウエーブが何度も外務省を周回しました。
以下は関連資料です。12月25日、Nさんが『琉球新報』の記事をメールで送ってきてくれました。参考に掲載します。
「慰安婦」問題 国の責任を明確にせよ 2011年12月18日 琉球新報
日本政府に過去の歴史と謙虚に向き合う姿勢が求められている。
来日した李明博大統領は日韓首脳会談で、旧日本軍による「慰安婦」問題を取り上げる意向だ。しかし日本は、過去に何度も謝罪しており「解決済み」との従来の立場を変えていない。
「解決済み」とは加害側が使う言葉ではあるまい。一般的に加害者が罪を認めて謝罪し、被害者がそれを受け入れなければ解決とみなされない。
アジア太平洋戦争中、中国や朝鮮半島などから女性が暴力的に拉致されるなどして、日本軍による性暴力被害に遭った。未成年の少女たちも多く含まれていた。軍や警察の統制下で移送され、居住の自由、外出の自由もなかった。
日本政府は1993年、当時の河野洋平官房長官が軍の関与を認め「おわびと反省」を表明する談話を発表。「女性のためのアジア平和国民基金」を発足させ、国家賠償ではなく民間募金を「償い金」として渡した。
だが、この官房長官談話は、政府の最高意思決定手法である閣議決定を受けていない。被害者は日本政府の明確な謝罪を求め、「償い金」の受け取り拒否が続出した。
来春から使われる中学教科書に「慰安婦」の記述はない。歴史教育の中で、軍による女性に対する性暴力の事実は伝えられない。
韓国国会は2008年、日本政府による公式謝罪、被害者への賠償、歴史教科書への反映などを求める決議案を全会一致で採択している。ことし8月、解決策を講じない韓国政府に対し、同国の憲法裁判所が違憲判断を示した。
日本は国際社会からも批判されている。「20世紀最大の人身売買」(米議会)として米国、カナダ、欧州議会は07年、日本政府に公式謝罪を求める決議を可決した。
沖縄戦中、朝鮮半島出身の「慰安婦」が存在した。約150人の女性たちを韓国に送還したことが米軍政活動報告(1945年)に記録されているが、詳細は分からない。
「未来志向の日韓関係」を築くためには過去の歴史に目を閉ざしてはいけない。被害者は高齢であり、日本政府がこれ以上訴えを放置し続ければ、「人権侵害国」と批判されても仕方ない。
早急に国会決議や閣議決定などの形で国の責任を明確にし、被害者に謝罪と賠償を行い、名誉を回復しなければならない。
◎12月15日、中村裕二さんの憲法講座「日本国憲法と遊ぼうPART5 9条を守り、活かすために、この狛江から」+忘(望)年会がありました。平和憲法を広める狛江連絡会とこまえ九条の会の共催で、会場は“みんなの広場。
この日、中村さんが強調していたのは、9条を守るということは憲法を守るということ、そのためには身近なところにある違憲状態をなくしていかなくてはならない、それが九条の会の大事な仕事ではないか、との問いかけだったと思います。
さらに中村さんは、
◇非嫡出子の相続差別の例などをあげ、わたし達の周りに憲法違反(法令違憲と適用違憲)がいっぱい存在する。
◇しかし、違憲状態の被害を受けているのはマイノリティーの人達、子供であったり、犯罪被害者もそうだ。多くの人は気づかない。
◇今までの違憲訴訟でも、まず勇気ある少数の人達が声をあげ、何重もの壁を乗り越えて違憲判決を勝ちとり、法改正を実現してきた。刑法200条にあった尊属殺人重罰規定、薬事法の薬局出店の距離規制、郵便法の賠償免責規定、在外日本人の選挙権などがその一例である。
◇狛江市に憲法違反の条例はないですか? 教科書採択を教育委員会が決定するのは違憲と言えませんか? 狛江の現状をぜひ調べてみてください。
◇我々の周りに憲法違反はないのか?まず発見することが大事。憲法を守るに
は違憲状態をなくさねばなりません。9条を守り、活かすために、この狛江
からとりくんでいきましょう。
──などと提起しました。詳しくは別途、主催者で報告文が作成されるとはず
ですので、ぜひ本紙でも紹介したいと思います。
8時前に忘(望)年会が始まり、審議が延びた建設環境常任委員会から駆けつたお二人の市議を合わせて15人になりました。みなさんから、普段はあまり聞く機会のないような生い(老い?失礼)立ち話や思いが語られ、予定時間をはるかにオーバーして終了しました。
◎12月19日、,これも豊かな会事務局長ではなく、絹山個人のとりくみです。
3月10日まちづくりシンポジウムの講師を航空計器跡地巨大マンション問題にとりくむお三方にお願いしました。
以下、その文書からの抜粋です。
○○ 様
共生のまち−狛江をめざす会
代表 絹山達也
◎連絡先 狛江市 東和泉2−20−12 えのき2番館1F
みんなの広場(担当=絹山)
3月10日まちづくりシンポジウムの講師のお願い
連日昼夜にわたるご活動、ご苦労様です。市民の生命・健康・生活を守り、狛江市の環境悪化を防ごうと運動を進めていらっしゃる皆様に敬意を表します。
さて、来年3月中旬に恒例の「中央公民館のつどい」が開催されますが、当会では毎年「まちづくりシンポジウム」という企画で参加しております。今回、第23回目となるシンポジウムでは、昨年に引続き航空計器跡地巨大マンション問題を取り上げたいと考えています。
昨年の「まちづくりシンポジウム」で貴重なご報告・ご提起をいただいたお三方に再度おいでいただき、「航空計器跡地巨大マンション問題が狛江市政に突きつけた課題」(仮タイトルです)をテーマにして、参加市民とともに考え合っていきたいと勝手に考えています。
つきましては、ぜひ講師をお引き受けいただきたく、心底よりお願い申し上げます。
なお、シンポジウムの進行次第等については、お三方とご相談しながら煮つめていきたいと思いますが、1月10日までに中央公民館にタイトルと講師名を提出しなくてはなりませんので、それまでにご返事いただけますと助かります。
以上、勝手なお願いばかりで申し訳ありませんが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
■日 時 3月10日(土)午後2時〜4時 ※1時30分開場
■会 場 中央公民館(市民センター)2階・第2会議室
そんなことで話を進めていますので、関心のある本紙読者の方は、3月10日はぜひ予定表に加えておいてください。
◎12月21日、世話人のみなさん(現在、絹山を含めて23名)に要請文書を発送
しました。次のような前書きで、下記の6点をお願いしました。
3・11事態を筆頭に、間違いなく後世に記憶されることになるであろう2
011年もあと10日となりました。そして、年が明ければ、市長選挙まで半
年をきってしまいます。たぶん事務局長として「最後のご奉公」となる6月市長
選を、わたしも老体に鞭打ってたたかおうと考えています。世話人の皆さんの
奮起を願っています。
さて、12月13日に開催した拡大世話人会での検討結果を受け、世話人の皆さんに報告と要請です。内容確認をいただくとともに、ぜひ必要な合力をいただけますようお願いします。
@1月9日の“新春のつどい2012”の成功のために力を合わせましょう!
A1月の拡大世話人会は24日です。巨大マンション問題も検討します。
B矢野市長の出前懇談会の日程が決まりました。
C定期総会は2月25日です。ぜひとも出席してください。
D当会ホームページの市民リポーターを募集しています。
E1月下旬〜2月上旬に「市民派市政白書」の全戸配布をやります。