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市議会が全会一致採択!

耐震補強のみならず、江市民センタ(中央公民・中央図書館の充と、床を野に入れた改検討を求める陳情

公民館・図書館の充実を願う市民が結成した《公民館・図書館再生市民プロジェクト》が、定例市議会での採択をめざしている陳情は、1219日の最終日の本会議で全会一致可決・採択されました。

集まった署名は、わずか1ヶ月の期間で4千を超え、市民の関心の高さを示しています。署名へのご協力、ありがとうございました。

寄稿

公民館・図書館の充実を願う市民の声大きく!

市民センターの増改築の検討を求める請願に

賛同署名4,000を超える

12月市議会で全員一致で採択。

市は来年度予算で検討を!

山下春子

 

 

 12月定例市議会最終日の1219日、公民館・図書館再生市民プロジェクト(代表平井里美さん)から提出されていた「耐震補強のみならず、江市民センタ(中央公民・中央図書館の充と、床を野に入れた改検討を求め」る陳情が、全員一致で採択されました。

 

 狛江市の公民館・図書館は「財政難を理由に、施設も職員体制も不充分。そこで、公民館や図書館の活動にかかわってきた市民20数人が、2013年の1月に「公民館・図書館再生市民プロジェクト」をつくり、この問題に詳しい専門家を招いて学習会をするなど、どういう施設が狛江にはふさわしいのか、相談を始めています。親しみやすく頼りになる公民館・図書館の実現をめざし、広く市民のみなさんと手をたずさえて、市や市議会に働きかけていきたい」(再生プロジェクトニュースNo.1より)と、運動を進めています。現在、狛江市では、市民の強い要求で進められていた新図書館建設計画が、市長の交代により白紙に戻されてしまい、今後の計画が全く示されていません。

 

 ところが、2013年度予算で狛江市民センターの耐震診断が実施されており、狛江市の「平成25年度狛江市実行プラン」では、市民センター耐震診断、耐震等改修工事費として、3億円余が予定されています。116日には急遽市民センター改修検討委員会(市側4名、公民館運営審議会3名、図書館協議会3名)が設置され、耐震補強と改修のみの検討が開始されました。

 

 社会教育施設の充実を望む声は多数寄せられており、24年度に行われた「第9回狛江市市民意識調査報告書」によると、狛江市が住みにくい理由に「市民が利用する施設が充実していない」と解答した人が60%を越え、住みにくい理由の第一位に挙げられています(陳情趣旨より)。

 

 そこで、再生プロジェクトでは、単なる耐震補強にとどめるのではなく、貴重な市税がより有効に、より拡充に向けて、活用されるようにと、上記陳情を市議会に提出、広く市民に陳情賛同署名を呼びかけました。 

 

 公民館を活動の拠点とする多くのサークルや団体、図書館利用者、公民館保育室活動グループなどを中心に署名活動が行われました。狛江駅頭でも「歌おう!話そう!みんなの狛江」狛江大好き100人スピーチが2回に渡って取り組まれ、同時に署名集めも行われました。11月に入ってからわずか1ヶ月の署名活動でしたが、3836名(提出分)も集まり、その後も署名が寄せられ、4,000名を超えました。この数は、市民の公民館・図書館の増築を含めた充実に対する要望がいかに強いかを表しています。

 

 1210日の総務文教委員会では、「増床を視野に入れた検討を求める陳情だから、その方向は認められる」「この陳情は採決してその上で議会としては具体的な検討を求めていけば良いのでは」などの意見が出され、全員一致で採択されました。また1219日の本会議での採択では、日本共産党の岡村議員から賛成の立場からの意見として、「現市長が市民意見を聞くことなく新図書館計画を変更したが、蔵書数を増やせ、図書館・公民館のスペースが足りないなど市民要望は大きい。署名も4千を越えた。来年度予算のなかでこのことを真摯に検討するべき」との意見が出されたのち、全員一致で陳情が採択されました。

 この耐震改修のときを逸せずに抜本的な増改築をしなければ、今後10年単位での建替えは難しいことが予想されます。

 市長は、3億円の税金を使って多少のスペースの確保(現状はそれすらお寒い)でお茶を濁すのでは無く、市民の要望に応え、次世代に受け継げるような市民の声を取り入れた、使いやすい公民館・図書館の増築・充実を積極的に行うべきです。