寄稿
補聴器への補助署名にご協力を
補聴器への補助制度の新設と、国への保険適用の働きかけを求める要望名
署名用紙を折り込んであります。
加齢性難聴は日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にするなど
生活の質を落とす大きな原因になります。
また、最近ではうつや認知症の危険因子になることも指摘されています。加齢性難聴によりコミュニケーションが減り、会話することで脳に入ってくる情報が少なくなることが脳の機能の低下につながり、うつや認知症につながるのではないかと考えられています。
補聴器の価格は片耳5万円~30万円、高いものでは両耳100万円もするも
のもあります。保険適用ではないため全額自費となります。
また、専門家のもとで補聴器を調整しなければ、うまく聞こえるようにな
りません。
開始期に3〜6か月の訓練と調整が必要と言われます。
補聴器の普及で高齢になっても生活の質を落とさず、心身とも健やかに過
ごすことができ、認知症の予防、ひいては健康寿命の延伸、医療費の抑制に
もつながリます。
市の補助制度の新設と、国への保険適用の働きかけを求める要望署名に取
り組みましょう。
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7月4 日(木)14時〜 補聴器についての学習会を行ないました。
主催:こまえ社保協 場所:東京土建狛江支部会館
講師:認定補聴器技能者 梅木崇さん
ひとの体力が30才ころから低下していくのと同じように、聴力も30才こ
ろから低下していき、いったん低下したものは、元に戻りません。
では、難聴になるとどんなことが起るか。
1.会話をするのがおっくうになる、
2.誤解を招くことがある(挨拶しても知らんぷりとか、言ってることが通じてないなど)、
3.ことばを聞き取る力の低下(音は聞こえてもことばとして認識できない)。そして、なるべく早いうちから聞こえない音を補聴器で補うことが必要なのだそうです。そのほうが進行を遅らせることが出来るとのこと。
テレビの音が大きいと家族に言われることはありませんか?普通の会話が、
話している人から3m離れて聞き取れないようだったら補聴器導入の目安。まず耳鼻科のお医者さんに、他に病気があって聞きづらいのか、高齢化によるものか診てもらいます。
必要ならば、認定補聴器技能者のいるお店で補聴器をつくります(狛江に
は1件だけ)。両耳装用が基本です。理由は、どちらから話されても聞こえる、
方向感が得られる、ことばが理解しやすくなる、騒音の中でも必要な音を聞
き取れる、聞こえの回路の劣化を防ぐ、片耳だけより疲れない、だそうです。
また購入したあともコンピュータによって聞き取りにくい音の調整などが必
要になります。
補聴器は値段が高いですが、生活の質を向上させるためには、気がついた
ら早目に診断してもらうのが良いようですね。市に対する補助制度の要求と、
国に対する保険適用の要求署名を集め、安心して補聴器が購入できるように
しましょう。都議会でも要求が取り上げられ、知事の前向きの検討を引き出
しています。
2018年から医療費控除の対象になりましたが、補聴器相談医(少ない)の
診察を受けてからの購入が条件で、簡単ではないようです。
みなさんのご要望があれば、再度学習会を計画したいと思います。(周東)
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