狛江市の第4次基本構想(2020年度?2029年度)を実現するための前期基本計画の素案がまとまり、12月15日付の広報こまえで公表されました。
「狛江市総合基本計画」は、市のまちづくりにおける最上位計画として、市政のあらゆる分野を対象とした総合的かつ長期的なまちづくりを進めるための指針となるものです。「狛江市総合基本計画」は、「基本構想」と「基本計画」の2層から構成されています。
「基本構想」は、市のまちづくりの基本的な理念であり、市の目指すべき将来像、まちづくりの方向性等を示すものです。「基本計画」は、市のまちづくりの基本的な計画であり、基本構想で示した将来像、まちづくりの方向性等を実現するための施策を示すものです。前期基本計画は2020年度からの5年間の計画です。
総合基本計画の審議委員会は10名の学識経験者、5人の公募市民と副市長からなり、基本構想は2018年12月から2019年6月まで5回にわたって審議し答申が出され、2019年10月に市議会の議決を経て策定されました。
基本計画は3つの分科会(3?4人の学識経験者と5?6人の公募市民)に分かれて、2019年5月から11月に8?9回の審議ののち11月に答申が出され、市で検討して12月15日に素案として公表されました。
素案は150ページにのぼります。政策室窓口の閲覧だけでは、とてもパブコメは書けないのではないかと思いますが、窓口に押し掛けることも関心の高さを示すことになるのではないでしょうか。ホームページからはPDFファイルでダウンロードできます。(狛江市第4次基本構想 前期基本計画で検索)
印刷したものが豊かな会事務局に1冊用意してありますので、読みたい方は絹山事務局長に声をかけてください。
広報こまえをご覧になると分かるように、基本構想でまとめたこれからの10年間で目指すべき8つのまちの姿と、それぞれに基づく基本計画の30の施策が出されています。本文には、施策を具体化した方向性101項目が出されています。この項目の中でもどれだけ議論が深められたかで、中身に濃い薄いがあります。さらにこの101の方向性の中でも重点を置くものが設けられています。市が現在すでに取り組んでいるような課題、先行して議論が進められている既存の計画は重点項目になっているようです。素案P.3、P.4の施策体系をご覧ください。
また素案P.143?P.146には、進捗状況を図るための指標一覧がありますが、5年後に目標値にどれだけ到達できたかを判断するものとして設定されていますが、これで本当に達成度が図れるのだろうかと疑問に思うものもあります。
この会報では間に合いませんでしたが、説明会が12月21日(土)午前10時からと25日(水)午後7時から市役所4階の特別会議室で開かれました。
パブリックコメントは1月14日(水)までに住所、指名(ふりがな)を記入の上、持参、郵送、ファックス、メールkichout02@city.komae.lg.jp、または、市のホームページの専用フォーム(ホーム>市政情報>参加と協働のひろば>パブリックコメント>狛江市第4次基本構想前期基本計画(素案)に対するパブリックコメント送信フォーム)から政策室企画調整担当へ提出してください。それぞれの分野で不十分と思われる施策、疑問に思うこと、要望など意見を寄せましょう。
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