《戦争なんてイヤだ!狛江市民実行委員会》は、衆議院議員選挙東京22区(三鷹・調布・稲城・狛江)で、市民と野党の共闘で政治を変えよう、市民と立憲野党の統一候補を実現させようと、昨秋より4市の市民団体による相談会に参加してきました。
三鷹市は《戦争法をなくしたい!オール市民の会》、調布市は《戦争はいやだ調布市民の会》、稲城市は《政治を変えよう!いなぎ市民の会》、そして狛江市は《戦争なんてイヤだ!狛江市民実行委員会》です。
◎市民連合“ちょこみな”@東京22区の結成、統一候補実現に向け活動
来る衆議院選挙に向け、ここ東京22区において「市民と野党の統一候補」をぜひ実現し、憲法違反の戦争法に賛成した議員を必ず落選させ、全国の市民運動と連帯して、暴走政治を続ける安倍政権を打ち倒してゆこうと、「22区市民連合」構築のとりくみを4市の市民団体が呼びかけ団体となって進めてきました。
《市民連合“ちょこみな”@東京22区》準備会(正式結成は10・8調布駅前リレーアクションの場)として、民進党・立憲民主党・日本共産党・自由党・社会民主党の立憲野党の各「都本部」などに、@立憲主義の回復と安保法制の廃止、A安倍政権下での憲法改正の阻止、B個人の尊厳と基本的人権の保障などの基本政策のもとに「野党候補の一本化をしてください」との要請をおこなってきました。
しかし、告示日前日の10月9日夜、《市民連合“ちょこみな”@東京22区》会議で、野党候補の一本化を求める取り組みを断念せざるを得ないという結論に達しました。そして、下記の声明文を作成し、4市の呼びかけ団体の仲間を初めとした市民の皆さんにお伝えし、憲法破壊の暴走政治を続ける安倍政権打倒に向け、選挙戦をたたかう方向を訴えることを確認しました。
声明 東京小選挙区22区の野党候補の一本化について
2017年10月9日
市民連合“ちょこみな”@東京22区
ちょうふ:戦争はいやだ調布市民の会
こまえ:戦争なんてイヤだ!狛江市民実行委員会
みたか:戦争法をなくしたい!オール市民の会
いなぎ:政治を変えよう!いなぎ市民の会
この間、私たちは「憲法違反の安保法制・戦争法を廃止する」「政治に立憲主義をとり戻す」「憲法違反の政治を繰り返す安倍政権の政治を終了させる」を目的に東京22区の各市で活動をしてきました。そして、その目的達成のために衆議院選挙小選挙区で野党候補を一本化するために努力をしてきました。
10月になり「森友・加計疑惑かくし」「党利党略」の国会冒頭解散・総選挙の実施という、異常な事態が進む中で準備に不十分な点を残しながら、野党候補の一本化を求める取り組みを行ってきました。民進党(当時)・立憲民主党・日本共産党などの政党・候補者に対して複数回にわたり申し入れを行い、懇談も重ねてきました。それぞれの政党は私たちの申し入れを真摯に聞いていただき、内部においても様々な検討がされたものと考えますが、結果として公示日前日の10月9日になっても候補者2人が並び立つ状況となっています。
選挙が公示をされると具体的に選挙活動が開始され、期日前投票により実際にどちらかの候補者への投票も行われます。すでに投票がされた有権者の意思を尊重するならば、公示日以降の立候補辞退は基本的には行うべきものではありません。その点もふまえると、今回の衆議院選挙においてこれ以上、東京22区で野党候補の一本化を求めることは困難であり、「市民連合“ちょこみな”@東京22区」として野党候補の一本化を求める取り組みを断念せざるを得ないという結論に達しました。
今回の衆議院選挙では289の小選挙区のうち、240を超える選挙区で野党候補の一本化がされ、東京では25選挙区のうち16選挙区で一本化されています。これは、市民と野党の共闘を求める多くの声に立憲民主党・日本共産党・社民党・自由党などの立憲4野党が応えてくれたものであり、市民と野党が努力を積み重ねた結果です。しかし同時に、私たち東京22区のように野党候補が競合したままの選挙区が残っているのも事実です。これは、どちらかの政党や候補者に非があったというものではなく、総合的な調整を行うのに圧倒的に時間が足りなかったということであり、現在の小選挙区中心の衆議院の選挙制度において一定の候補者の立候補がどうしても必要だという現状の中での苦渋の選択の結果であると考えます。
今回の衆議院選挙において立憲民主党と日本共産党の間で一本化ができなかったことは大変残念でありますが、両党で立候補するということであるならば私たちは双方がお互いに奮闘をして、東京22区の有権者・市民に対して「憲法を守る」「安倍政権の政治を倒す」という風をおおいに吹かしてもらうことを望みます。今回の候補者一本化を求める取り組みに対しては、私たちは「〇〇党が身を引かないのが悪い」「〇〇党が市民連合の申し入れを拒否したから統一できなかった」という立場は絶対に取りません。立憲民主党と日本共産党の双方が私たちの申し入れを誠実に受け止めていただき、真剣に検討した結果であると考えます。
この間の野党候補の一本化を求める取り組みは結果として実を結びませんでしたが、決して無駄なものであったとは思いません。10月8日の調布駅前リレーアクションには400人を超える市民が集まって「野党は共闘」と声をあげました。これだけ多くの人が「今の政治を変えてほしい」「そのために、市民と野党が力を合わせよう」と声をあげた取り組みは、必ず次につながるものとなります。今回の衆議院選挙が終わっても、運動や闘いは終わりません。選挙終了後には新たな困難が待ち受けているかもしれません。私たちはそういった困難を乗り越えて、市民の手に政治を取り戻すために、これからも「市民と野党の共闘」を訴えていきます。また、11月18日には新たなスタートを切るための「調布・狛江・三鷹・稲城“ちょこみな”市民集会(11月18日・13時から・調布市たづくり大会議場)」も計画しています。ぜひ、この集会への多くの皆さんのご参加も呼びかけます。
なお、今回の選挙にあたっては「市民連合“ちょこみな”@東京22区」として具体的な選挙活動を提起することは行いません。各市の運動団体で個別に特定の候補者や政党を支持・推薦・応援することについてはそれを尊重いたします。ただし、選挙期間中であっても市民運動としての署名行動などは制限されるものではありません。調布・狛江・三鷹・稲城の各地域の中で「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名(3000万署名)」などを中心に積極的に街頭に出て、市民と対話を広げて「政治を変えていこう」と声をかけていきましょう。
以上
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