資料/6・7月の「庁議の概要」から

狛江市のホームページに「庁議の概要」というページがあります。原則、毎週火曜日の午前に開かれる庁議の様子を垣間見ることができます。一昨年8月からは、庁議で配布された資料の一部もそのまま掲載されるようになり、“開かれた市政”度はさらに高まったと言えます。

 とは言え、なかなかホームページを覗く時間もないという方が多いと思います。最新の「庁議の概要」から役立ちそうな資料を掲載します。

 

 

給食アンケート結果が報告された。(7月19日)

 

 7月19日の庁議に教育部より、2月に生徒を対象にした中学校給食アンケート集計結果が報告されています。集計表も配布され、ホームページで見ることができますが、10頁分あるため教育部の説明部分のみ掲載します。

 

〔教育部からの報告

 平成23年2月に市内各中学校1年生を対象に実施した狛江市立中学校給食アンケート集計結果について報告します。
 アンケート内容及び対象者の中学1年生については、中学校給食運営委員会で検討し決定したものです。アンケート回収率は、84.6%でした。
 主なアンケート内容では、設問2「給食を毎日食べている」生徒が42%、また、給食と家庭からの弁当を併用している生徒では、「好きな献立のときに食べる」生徒が20%、献立の内容ではない理由もあるようです。
 設問2の1で「給食を食べていない」と回答した14%の生徒にその理由を聞いたところ、「家庭からの弁当がよい」という生徒が72%を占め、以前から意見があった「量が足りない」という回答はありませんでしたが「その他」では、残念ながら、「おいしくない」という意見がありました。
 設問2の2「味について」は、「普通」「おいしい」といった意見が大半を占めましたが、「おいしくない理由」については様ざまな意見がありました。ただし、この意見に対しては、先日行われた保護者対象の試食会で、「実際に食べたら冷めていないし、美味しい。思春期である中学生の意見として聞いたほうがいい。」という保護者からの意見をいただきました。
 設問3では、味以外の意見を聞いています。配膳室から教室に「運ぶ作業が大変」という意見と「パンや麺が食べたい」という意見が多く寄せられ、パンについては、予算上、月1回から2回取入れていますが、小学校では、週1回以上主食にパンを出しているため、このような意見が出ているようです。麺については、盛付け作業上の理由により、主食にすることが難しく、副菜として取入れています。そのためか、設問2の「おいしくない」理由で「炭水化物が多い」という意見もありました。
 設問6は質問や意見です。温度や味についての意見が多く寄せられました。
 教育委員会としては、アンケート結果を踏まえて、引続き改善に努めるとともに、食育的な観点からも、食べ物の大切さや食材選びの重要性などを生徒に伝わるよう工夫していきます。なお、このアンケート結果については、6月24日の教育委員会第6回定例会に報告しました。庁議報告後、7月28日の総務文教常任委員会協議会に報告し、その後、学校や保護者の皆さんに配布し、ホームページなどでもお知らせします。

 

旧七小跡地利用計画修正案を了承。(7月26日)

 

7月26日の庁議に企画財政部より、旧狛江第七小学校跡地利用計画の修正案が提案されました。その審議の部分を掲載します。当日配布された配置図もホームページで見ることができますが、本紙に掲載しても細かすぎて読めそうもありませんので、省略します。

 

〔企画財政部からの提案説明

 旧狛江第七小学校跡地利用に関しては、庁議にてレイアウト及び面積等の承認をいただきました。前回の自転車返還所設置説明会において全体の計画はどうなっているのか、という意見をいただき、担当課において調整会議を行いました。調整会議によって一定の方向がまとまり、面積等の変更があったので審議をお願いします。
 自転車返還所に関しては面積に変更ありませんが、新設道路中、クランクから南側部分、特別養護老人ホーム及び給食センターについて面積の変更がありました。まず、新設道路の南側部分についてですが、民地との境界である植栽帯を1mから1.5mとし、特別養護老人ホーム及び給食センター側の歩道については、2mから2.5mとします。それぞれ0.5m拡幅します。これにより、新設道路中、クランク南側部分の総幅員は、10mとなります。これに伴い、特別養護老人ホーム及び給食センターの面積が減少します。また、旧狛江第七小学校にありました樹木を移植し、シンボルツリーであるエノキについても特別養護老人ホーム敷地内に残す予定です。緑地面積については、狛江市緑の保全に関する条例及び東京における自然の保護と回復に関する条例に基づいて算出をしています。資料の全体配置図については、7月28日に旧狛江第七小学校跡地利用に関する説明会のチラシを近隣住民に対してポスティングし、8月4日に開催予定の説明会にて住民に説明をします。
〔主な質疑・意見等−回答〕
・今後の自転車返還所についてのスケジュールはどうなっていますか。また、特別養護老人ホームについては、法人に対して用地を売却する際に、樹木を残すためにどのように担保するのでしょうか。
−自転車返還所については、狛江市まちづくり条例に基づく協定締結後、工事に入ります。
・完成予定はいつでしょうか。
−9月末を予定していますが、詳細については確認をします。
・新設保育園を誘致する際に、埋蔵文化財調査を行う必要があり、9月末には既存の自転車返還所敷地が明け渡されるとのことでスケジュール調整を行っています。遅れるようであれば調整をお願いします。
−既存の樹木の保存に対する担保については、公募による事業者選定の際の条件とする予定です。
・市内の他の特別養護老人ホームでは、様ざまな地元交流のイベント等が行われていますが、本件における特別養護老人ホームについても敷地活用の面から同様のことが行えるのでしょうか。
−資料の建物等配置についてはイメージであり、確定したものではないため、建物の配置計画を検討する中で、地元交流スペース等の確保は可能と考えます。
・新設道路等の拡幅をしますが、建物の建ぺい率に影響はないでしょうか。
−管財課にて調整を行っており、問題はありません。
・新設道路については、近隣住民からの理解が得られ、歩道の幅について決定したのでしょうか。
−既存の桜については、残して欲しいという意見がありますが、民地との境界である植栽帯を1.5mとし、市として最終決定としました。
・下水処理施設の上部についてはどうなりますか。
−公園となる予定です。
【審議結果】−了承

 

こまバスアンケート結果が報告。(7月26日)

 

 7月26日の庁議に建設環境部より、3月に実施した「狛江市コミュニティバスアンケート調査」の集計結果が報告されています。集計表も配布され、ホームページで見ることができますが、17頁分あるため建設環境部の説明部分のみ掲載します。これでも大枠の内容は解かると思います。

 

〔建設環境部からの報告

 実施期間は、平成23年3月1日から3月31日までの1か月間であり、実施方法としては、用紙・回収箱を2台のこまバス車両内、市内各施設11か所に設置し、その他、市のホームページにアンケート回答フォームを設置しました。調査対象としては、こまバスの利用者・非利用者不問としました。  
 回収総数は293票、232票が用紙による回答、61票がホームページによる回答となりました。
 アンケート結果の詳細としては、設問1の性別は、男女比がおおよそ1対1となり、設問2の世代については、60歳以上が過半数以上となり、設問3の職業についても、家事専業等と無職で過半数以上となりました。高齢者の方の回答が多くありました。設問4の住所については、西野川、岩戸南の順に多く、交通不便地域であったところの関心が高いことが伺えます。設問5の自家用車の所有については、約6割が所有していないことから普段の移動について、徒歩・自転車や公共交通を利用しての移動をしていることが想定できます。設問6の福祉バスの利用の有無については、利用したことがない方が約7割となりました。設問7のバス利用については、約6割が路線バスとこまバスの両方を利用されているようです。設問8の目的地については、市内と市外でおおよそ1対1となっており、重複の回答については、市内と市外の両方を同等に目的地にされている方の回答になると思われます。設問9のバス利用形態については、「往復」が約半数を占めており、「決まっていない、そのときどき」が約3割となっています。設問10のバスを利用しての経済効果については1週間あたり5,000円以下の回答が約半数の結果となりました。日常の買い物などの経済活動の中での利用が想定できます。続いて、設問11以降については、「こまバス」についての設問になります。設問11の利用頻度としては、それぞれの選択肢に回答が分かれており、利用者が個人の利用状況にあわせて利用しているようです。設問12の満足度については、「満足」「やや満足」と「不満」「やや不満」のそれぞれの合計がほぼ同数であることから、これも個人の利用状況によるところが大きいようです。設問13の利用の感想については、「今までにできなかった外出」の回答が一番多く「こまバス」が運行を開始したことの最大のメリットを感じていただいているようです。その他は、運行に関する感想と個人として感じる不便な要素に関する内容が多いようです。設問14については、こまバスの各項目についての評価とその理由です。評価については「良い」「やや良い」の合計に対して、「悪い」「やや悪い」の合計が若干多い傾向が出ています。理由については、運行開始についての感謝とそれぞれの要望に関するものが多いようです。「経路」については、相互通行に関する要望と市内循環に関することが多いようです。「バス停」については、覚東への停留所の設置に関するものが多く、「時間」については、増便とダイヤ間隔の短縮の要望が多い、「運賃」については、現状でよいと100円等への変更への要望、「車両」については、賛否両論となり、「サービス」については、運転手に関する内容が多く、良い人が多いというものでした。設問15の改善点については、「経路」「バス停」「時間」がそれぞれほぼ同数で、「運賃」がそれらに対してやや少ないという結果となっています。これも個人の利用状況からの回答となっているようで、「運賃」に関しては優先順位が低いと考えられている方が多いようです。設問16の自由記述については、賛否両論の多岐にわたり、一定の傾向は捉えかねるものですが、「もっと良くすれば、利用する回数が増える」若しくは「自身のニーズに合えば、利用する」というように捉えることができるかと思います。なお、以上については、用紙とホームページの合計の結果となります。用紙の回答については高齢者が多い傾向があり、ホームページの回答については、「自家用車を所有する」など30歳から40歳までを中心とした方の傾向が見られます。分析としては、乗車人数が増えている状況も踏まえると、現時点での利用者への混乱を防ぐことも含め、賛成、反対の両方の意見がある状況においては、偏りのない地域交通を考えた際に大幅な変更をするよりも現状をベースとして、サービスの向上を進めていくことが妥当と考えます。