狛江市のホームページに「庁議の概要」というページがあります。原則、毎週火曜日の午前に開かれる庁議の様子を垣間見ることができます。一昨年8月からは、庁議で配布された資料の一部もそのまま掲載されるようになり、“開かれた市政”度はさらに高まったと言えます。とは言え、なかなかホームページを覗く時間もないという方が多いと思います。最新の「庁議の概要」から役立ちそうな資料を掲載します。
■保育計画実施状況が報告された。(8月16日)
8月16日の庁議に児童青少年部より、平成22年度の保育計画事業実施状況が報告されています。配布文書を次頁に開催しましたので、確認ください。以下、児童青少年部の説明と質疑の部分です。
〔児童青少年部からの報告〕
今回の実施状況の報告は、旧狛江市保育計画についてです。児童福祉法第56条の8第1項では、待機児童が50人以上いる自治体については、保育計画を策定するものと規定されているため、平成20年6月に平成20年度から22年度までの3か年計画を策定しています。また同条第4項で実施状況について報告するものとされています。
「定員の弾力化」については、継続して公立保育園、私立保育園で一定の弾力化を行っています。「認証保育所の誘致」については、新規の開所はありませんでしたが、既存の施設が定員の増加を図り、10人程度受入を増やしています。「一時保育の充実」については、平成22年より、駄倉保育園で開始しました。なお、平成23年5月からは狛江駅前に建設しました仮園舎にて一時保育を開始しています。家庭福祉員の充実では、増員を図るために継続して広報こまえ及びホームページにて呼びかけましたが、結果として増員には至りませんでした。
以上について、社会常任委員会に報告するとともに、広報こまえ及びホームページを通じて公表します。
〔主な質疑・意見等−回答〕
・家庭福祉員の増員に至らなかったことを、資料にも明記してください。
・一時保育の定員は何人ですか。
−駄倉保育園では、4人及び緊急時対応として1人の計5人、仮園舎では、3人及び緊急時対応として1人の計4人です。
■避難所マニュアル案が報告された。(8月23日)
8月16日の庁議に総務部より、避難所運営基本マニュアル(仮称)が報告れました。今後、関係部署等による庁内作成検討委員会(仮称)を設け、狛江市全域の避難所運営基本マニュアルとして検討していくとしています。
大地震がいつ襲ってきてもおかしくない状況をふまえ、本気で救命・救援を検討しなくてはなりません。当日配布された「避難所運営基本マニュアル(仮称)
」は70頁超ですので、関心のある方は狛江市のホームページを確認してください。重要と思える3頁分を後掲しましたので、目を通してください。
〔総務部からの報告〕
平成21年度に狛江市地域防災計画に基づく市からの呼びかけにより、狛江第二中学区において、町会、自治会、狛江市防災会、育成委員会及びPTA等の地域の協力により、二中学区避難所運営協議会が立ち上がりました。避難所運営の先進市である藤沢市の視察訪問及び避難所運営訓練等を行い、狛江市避難所運営基本マニュアル作成を進めてきました。本年6月に狛江市避難所運営基本マニュアル(仮称)が完成し、7月27日に狛江市へ提言として提出されました。この提言を受け、今後関係部署等による庁内作成検討委員会(仮称)を設け、狛江市全域の避難所運営基本マニュアルとして検討していきます。
この避難所運営マニュアルは、地域住民が主体的に避難所の開設及び運営をしていくことを目的としています。避難所運営本部の他に総務班、ボランティア班、施設管理班、物資供給班及び保健衛生班、以上5班を加え、避難所運営組織を構成し、活動します。避難所運営本部は、地域住民の代表である避難所運営本部長、災害対策本部から派遣される市職員及び施設管理者である校長等により構成します。避難所内で発生する問題については、避難所運営組織で処理をし、避難所運営組織のみで処理することができないものは、避難所運営本部及び災害対策本部で意思決定を行い、対応します。
今回提言として提出された狛江市避難所運営基本マニュアル(仮称)を基に、市として狛江市全体の避難所運営基本マニュアルを作成します。さらにそのマニュアルを基に避難所ごとの避難所運営基本マニュアルを作成していく予定です。
〔主な質疑・意見等−回答〕
・狛江市避難所運営基本マニュアル(仮称)に地域代表者への鍵の貸与を行うとありますが、今回の提言を受け、市として鍵の配布について最終決定を行うということですか。
−現在、避難所の鍵については休日及び夜間等に避難所を開放できるように調整しています。
・避難所の設置期間は原則1週間とするとありますが、避難所運営協議会の時期区分では、災害発生から3週間後の避難所運営について言及されています。これらの整合性はどうなっていますか。
−避難所の設置期間を原則1週間と明記している狛江市地域防災計画と整合させたものですが、災害の程度にもよると思いますので庁内作成検討委員会(仮称)にて整理します。