《豊かな会》は1月6日、臨時世話人会を開催し、宇都宮さんの基本政策を確認するとともに、狛江の市民本位の市政の後退を許さず、市民派市政の復活を実現すためには、都政の変革が重要であり、ぜひ宇都宮知事を誕生させたい、と全員一致確認しました。そして、《豊かな会》として宇都宮けんじさんを推薦し、前回都知事選同様、狛江から幅広い市民が結集する応援団体を形成して都政を変えるためにたたかうことを決定しました。
1月10日、狛江勝手連=「宇都宮けんじさんを応援する狛江の会」の立ち上げ相談会が“みんなの広場”で開催され、「希望のまち東京」をめざし、狛江の地からも市民型選挙を進めていくことを確認し、以降約1ヶ月、全力で連日のとりくみを進めてきました。
投票率が下がる中、宇都宮さんは前回を上回る98万余票を獲得し、得票率は20.18%(前回15.04%)と奮闘しましたが、枡添の211万票には遠く及びませんでした。
狛江市における開票結果は、
・2012年12月16日執行 7,191票 得票率 17.87%
・2014年 2 月 9 日執行 7,617票 得票率 23.46%
──でした。
東京各市区町村の得票率比較では、前回は東京全体を上回りましたが、上位10位には入っていませんでした。今回は5位、狛江は頑張ったほう、と言えそうです。
ご苦労さん会にぜひ,ご参加を!
選挙戦をふり返るとともに、それぞれの皆さんの奮闘・努力に「ご苦労さん!」
を掛け合う場をもちます。お誘い合わせのうえ、おいでください。
■日時 3月15日(土)午後7時から ■会場 みんなの広場
■会費 1千円 ■1本、1品持ち込み大歓迎!
資料
都知事選挙をたたかって
2014年2月19日
宇都宮 けんじ
1
今回の選挙では、惜しくも次点となり、当選を勝ち取ることはできませんでした。しかし、2012年12月に行われた前回の選挙結果と比較すれ ば、大きな前進があった選挙だったと思います。
大雪の影響などから投票率は前回より16.46%低い46.14%となりましたが、この低投票率の中で、得票数を前回の96万8960票から 98万2594票に、1万3634票増やすことができました。また、得票率は、前回の14.58%から20.18%に、5.6%増やすことができ
ました。
この結果は、都知事選挙を1回経験したことにより、候補者、選対スタッフ、
ボランティアが一回り成長したこと、市民選対と、支援していただいた 市民団
体、労働組合、政党との間に、前回より密接な連携を確立させることができたことなどから、実現できたものだと思います。
候補者と選対スタッフ、ボランティアが心をひとつにして全力で闘った結果の前進だったので、候補者、選対スタッフ、ボランティアの皆が充実感、 達成感を感じることができた選挙戦でした。
2
大雨の中で行われた1月8日キックオフ集会、細川候補との「一本化」問題、選対事務所の中での保育室の設置、銀座歩行者天国でのベビーカー行
進、伊豆大島・国立競技場・葛西臨海公園・築地市場などの現地視察、若いお母さんや障がい者の皆さんとの懇談会の開催、希望政策フォーラムの開 催、インターネットのフル活用、街宣中のカンパとボランティア募集、大雪の中での街宣など、数々のドラマが生まれた選挙戦でした。
私は、このようなドラマティックな選挙戦を一緒に闘ってくれた選対スタッ
フ、ボランティアの皆さんを大変誇りに思っています。
3
私たちは、「あと出しジャンケン」はせず、一番先に出馬を表明し、1月6日には都庁記者クラブで5つの基本政策と2つの特別政策を発表して、選
挙戦を正々堂々とたたかってきました。選挙戦を終えて大変清々しい気持です。
街頭宣伝で1万人を集めることはとても重要なことですが、それは1000万人を超える東京都の有権者の0.1%です。1000万人を超える有権 者に政策を伝えるためには、テレビ討論をはじめとする公開討論会が重要な機会となりますが、一部候補者が出場を辞退したことで、累計で16回も公 開討論会が中止になったことは、極めて残念なことです。
また、各候補者の政策を有権者である都民に伝えることが、報道機関の重要な使命であることを考えれば、一部候補者が辞退したことで公開討論会を 中止してしまうという報道機関のあり方も、今後問題にされるべきでしょう。
さらに、実現した数少ない公開討論会においても、候補者どうしがお互いの政策についてコメントしあうクロス討論形式ではなく、司会者の質問に対 して各候補者が答える形式になってしまったことも問題です。
テレビなどでの公開討論会は、舛添候補との政策の違いを明確にして舛添候補を追い込む大きなチャンスでした。そのことを考えれば、16回に及ぶ 公開討論会の中止は返すがえすも残念です。
4
おおいに善戦、健闘した選挙戦でしたが、私たちはまだまだ保守層の固い岩盤を掘り崩すに至っていないことを、明確に自覚する必要があります。
そして、保守の固い岩盤を掘り崩すことは、著名人やその時々の「風」に頼るのではなく、こつこつと市民運動を広げていく地道な努力でしか達成で きないということも、今回の選挙戦の重要な教訓であったと思います。
5
あらためて「私たち一人ひとりは微力ではあっても、決して無力ではない。一人ひとりがつながれば大きな力となり、社会を変えることができる」と の確信をもって、明日からの運動に取り組んでいきます。
以上
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