いよいよ4月19日告示、26日投開票

狛江市議会議員選挙

5人の市民派予定候補を推薦

私達・豊かな狛江をつくる市民の会(以下、豊かな会)は、4期16年の矢野市民派市政が、市民の皆さんに支えられ、市民の皆さんとともに切り開いてきた、@清潔公正で市民に開かれた市政、参加と協働、市民が主人公の市政、A命と暮らしを守る市民生活優先の市政、B市民要望の実現と財政確立を両立させて進める民主的な行財政運営、つまりは市民本位の狛江市政の後退を許さず、市民派市政を復活させるために活動しています。

 4月19日告示される市議選は、市民派市政復活への道程にとって極めて大事な選挙であると考えています。

市民本位の狛江市政を後退させないために

市民派市政復活への道をひらく大事な選挙

高橋市長のもと、後退する市民本位の市政

高橋市長は就任直後、市政の根幹をなす基本計画や公共施設再編方針等を見直しました。基本計画は、公募市民も参加した委員会で議論したうえで決定され、毎年の予算編成に生かしてきたものです。しかし、高橋市長は市役所内部だけで再検討し、市民にはその結果を説明しただけでした。

むいから民家園のボランティア市民団体による運営を3月で廃止し、時代の流れと逆行するような「直営化」の一方的決定。

草の根の平和運動をしていた市民と、平和都市宣言を具体化しようとする市との共催事業として10年間続けられてきた平和フェスタ。共催相手である実行委員会との具体的話し合いもしないまま、突然に「実行委員会は偏っている」などと高橋市長が言い始め、一方的に共催拒否を通告するという始末です。

市民の自主的なとりくみを大事にしてきた市民派市政とは正反対の横暴ぶりです。

 

暮らし優先の市政を崩し続ける高橋市長

市民や民間の力を活用しながら、安全や子育て、健康などコストを優先しては成り立たない分野では、市の公的な責任をしっかり果たすというのが、市民派市政の考えでした。民間保育所を誘致しながらも、保育士の経験不足や保育基準を満たせない環境を補おうと、公立保育園が支援してきました。しかし、高橋市政では公立保育園の民間委託を打ち出しています。市の財政は、矢野市政時代の緊急行動計画によって厳しいながらも安定しており、保育に安易なコスト論を持ち込む必要はありません。

そして、税の強権的な取立て。市民派市政では、支払い能力があるにもかかわらず滞納する悪意の納税者には強制執行しても、支払いたくても払えない人びとに対しては、納税相談や分割納税に応じている間は差し押さえたりしませんでした。しかし、高橋市政では、滞納者が納税相談や分割支払いを求めても、強制執行する事例が目立っており、時には児童手当や給与の全額をすぐに差し押さえるなど非道な行動さえとっています。憲法25条が国民に保障する「健康で文化的な最低限の生活を営む権利」を踏みにじるものです。

 

ひとりでも多く市民派議員の勝利を! 豊かな会の総会でとりくみ方針を決定

 以上概観した、市民本位の狛江市政の後退、市民に冷たい市政にストップをかけ、市民派市政の復活を実現する道程にとって、今回の市議選は極めて大事な選挙でとなります。

昨年11月、豊かな会は第26回総会を開催しました。この大道を前進させる

ため、市民派市議候補を所属政党・党派を超えて推薦・支援することを決定しました。豊かな会が考える市民派市議候補とは、広範な市民の皆さんと手を携えて、下記のような、市民本位の狛江市政の実現を目指す市議会議員です。

豊かな会がめざす市民本位の市政

◇憲法を守り、くらしに活かす市政。

◇市民と共に悩み、考え、行動する市政。

◇特定の階層やグループ、あるいは一党一派にかたよらず、市民の生活と生産と労働を擁護し、市民全体の福祉を追求する市政。

◇“まち”の主人公が市民であることをふまえ、あらゆる市政領域で“市民参加”を大胆に広げる。中央集権に反対し、地方自治を守り育て、住民自治に基礎 づけられた市政。

◇利権や特権を排除し、ガラス張りで隠しごとのない、市民全体の理解と合意を前提とした、そして計画的な展開を進める市政。

◇市役所職員が、市民に奉仕する専門家としての主体性と誇りをもって、そして市民と手を携えて効率的に行政執行にあたる市政。

◇平和こそ市民生活の基礎であることをふまえ、反戦・平和の“わがまち”─狛江を、そして世界の実現に努める市政。

◇開発優先から市民生活優先への転換、自然と共存する“まちづくり”を、市民の合意と納得、市民参加によって進める市政。

◇子供達の一人ひとりが大切にされ、共に育ち合っていく学校、保育園、地域をつくりだしていく。おとしよりが心から「狛江に住んでいてよかった」と言え、「ハンディ」をもった市民が安心してくらせる、市民福祉第一、共に生き合う“まちづくり”を推進する市政。

◇人間性を奪い去るあらゆる差別に反対し、社会矛盾の下で弱い立場に追いやられている市民のために「頼りになる市政」。

◇大震災・原発事故を受けて、実践的防災・減災対策を確立し、原発に頼らない地域社会をめざす市政。

5人の市民派市議候補を推薦決定

豊かな会総会では、次の5人の方達を市民派予定候補と位置づけ、その勝利に向けて全力でとりくむことを決定しました。鈴木えつお、田中とも子、西村あつ子、宮坂良子、岡村しんの5氏です。いずれも現職であり、日本共産党の公認候補として立候補する予定の方達です。以下、5氏の略歴などを紹介します。

岡村しんさん 岩戸南在住、1期目。1978年東京都生まれ。三小、二中を経て青山学院経済学部二部経済学科卒。党狛江市青年部長。2008年狛江市議補欠選挙立候補。2011年4月の市議選で初当選。現在、総務文教常任委員、都市計画審議会委員。

宮坂良子さん 中和泉在住、2期目。1950年新潟県生まれ。渋谷代官山郵便局に務。新日本婦人の会中央委員、東京消費者団体連絡センター代表委員、狛江4小・3中PTA学級委員など歴任。2007年市議選で初当選。社会常任委員など歴任。現在、社会常任委員会委員長。

西村あつ子さん 中和泉在住、4期目。1966年東京都世田谷区生まれ。狛江市立小中学校、都立高校卒。電気会社・デザイン会社勤務をへて、1999年初当選。社会常任委員長、多摩川衛生組合議員など歴任。現在、建設常任委員、副議長。

田中とも子さん 西和泉在住、2期目。1957年山形県生まれ。國學院大學文学部卒。大国魂神社の巫女、防災設備会社勤務をへて、97年に都議会議員当選(1期)。2007年市議選で当選。現在、総務文教副委員長、議会運営委員会副委員長、国民健康保険運営協議会会長職務代理者、党市議団幹事長。会運営委員会副委員長、国民健康保険運営協議会会長職務代理者、党市議団幹事長。

鈴木えつおさん 駒井町在住、8期目。1950年埼玉県幸手市生まれ。春日部高校、信大学卒。1983年初当選。市議会副議長、狛江市監査委員、予算特別委員長など歴任。現在、社会常任委員、党市議団長。