狛江市では、矢野市政になり小中学校の図書館に司書が配置されるようになりました。配置開始が2001年ですから12年程経過しています。2000年度には小学校6校平均の貸出数は一人あたり25冊でしたが、2009年度には52冊に増え、また中学校でも4冊から9冊に増加するなど、図書館・蔵書に加え司書のいる学校図書館の大切さが明らかになっています。
加えて2005年度には学校図書館の蔵書すべてがデーターベース化され、小中学校間の相互利用が可能になりました。週2回の各図書施設間の搬送システムにより、小中学生は市内全校の学校図書館に加えて市立図書館の蔵書も学校で借りられるようになり、授業の充実にも貢献していると聞いています。
学校図書館は、子どもたちの情操や感情を磨き、自ら深く考え創造力に富んだ人間に成長していくために大変重要な施設です。こうした子どもの成長を大切にする市政を継続し、狛江市の学校図書館の更なる充実を願ってやみません。