猪方3丁目に住んでいる内山です。狛江に住んで40年近くになります。矢野さん以前の市政も、矢野市政も両方見てまいりましたが、矢野市政になって本当に変わったと実感しています。田辺さんがこの矢野市政を引き継ぎ、もっと発展させて欲しいと、心から願って、このマイクを持っています。
矢野さんになってから何が変わったか、沢山あります。最初に言いたいのは、狛江市は本当にガラス張りになった、情報公開制度がありますが、それまでは出てくるのが遅かったり、肝心なところが黒く塗られていました。ところが矢野さんになってからこれが早い。なぜか、市政のことはプライバシーに関すること以外は全て公開するということです。だから、一職員が処理できる訳です。そうなっていないと、やれ課長だ、部長だ、最終的には市長までいってハンコを押す・押さないとなる訳です。狛江は本当に早い。また、市長の公務日誌がいち早く公開されました。朝何時に登庁して、夕方何時に帰る、狛江市のホームページを見ると全て出ています。前の市長の時は市長が居なくなった、秘書課もどこにいるのか分からない、後でわかったら、韓国に取り巻きの議員と一緒に行って、賭博をしていた。矢野市長になってから市役所は、文字通りガラス張りになりました。交際費や食糧費が1円の単位まではっきりと分かるようになっています。また、職員の採用も公正になりました。以前も試験をやりましたが、やっぱり縁故が通っていた。いまは全国公募し、試験をやって公正に選んでいます。役所が変わった。そのことを何人もの方から聞いています。役所に行ってどう手続きして良いか迷ったりしていると、すぐに係員が来て丁寧に案内してくれます。こんなことはかつてなかったと言っています。
ところで、相手の自民党さんが自民党都連に頼んで候補者になっていただいたという方は、矢野市政に対して良く分からないから言っているのだと思いますが、例えば「財政が硬直化している」、借金を返していく「『公債費』の比率が高い」などと言っています。16年前を思い出します。前の市長はバカラ賭博に狂って、借金に追われて市政を投げ出しました。その市長さん、公共事業に関わる収賄まで起こして、刑務所に入れられました。その市長さんは市の財政でも借金を膨大に作った訳です。最後の6年間で146億円もの借金を増やし、316億円の借金となりました。これを矢野市長は引き継いで、大変な苦労を重ねて財政再建をしてきました。職員の数も当時よりは170人も少ない、予算に占める人件費も前の市長の時は42%もあったのが、今では28%です。職員の数を減らしながら効率的な運営をやって、市民サービスを落とさない。市役所の皆さんは頑張っています。しかも、借りるお金よりも返すお金を多くして、借金を減らしました。ピーク時からみて64億円も借金を減らしました。国の借金の総額は右肩上がりですが、狛江市の借金は右肩下がりです。ここで私は一番言いたいのは、行政改革をすると、福祉を削ってしまうことがどこでも行われています。一番簡単なんです。ところが矢野さんは福祉を三多摩でも低い方から高い方に引上げた、福祉を充実させながら財政再建をやってきました。相手候補は「硬直化」と言いますが、硬直化を測る指標で経常収支比率と言うのがあります。入ってくるお金と出ていくお金を比較して、経常収支比率という指標があるのですが、100%を超えると支出が多くなる。矢野さんが引き継いだときは100%を超えていましたが、今は頑張って、95%に下がりました。財政が厳しい中でのゆとりができました。これまでのことを知っている人なら、調べれば分かることですが、何を聞かされたか、相手の方は硬直化が進んでいるの1点張りです。狛江のことを知らないのです。
この方は4月の末まで西東京市に住所がありました。市長選に出るということで急きょ、狛江市に住所を移しました。全く狛江市には関わりの無い方です。こういう候補を狛江自民党が出すということはこれまでの市長選挙の中でも無かったことで、極めて異常なことです。この候補者、都政37年のキャリアで狛江を変えていきたいと言っています。都の高級官僚で、理事をして石原都政の行政をした方ですが、石原知事と言えば、2回前の市長選でここにきて、福祉こそ一番ダメだ、といって福祉を攻撃しました。ところが皆さん、地方自治体が何をするのか定めた法律、地方自治法ではその第1条に、地方公共団体は住民の福祉の増進を図ることを基本に置くと書いてある。それを東京都知事ともあろうものが、福祉はダメと言ってはばからない、そういう知事さんの下で頑張ってきた方が、ここへ来てリーダーシップを発揮して行政を進めるんだと息巻いています。民間活力をいっています。保育園の質を落とす民営化を心配する人もいます。それからインフラ(道路)が悪いと言って道路をつくるといっている。矢野さんは道路を整備してきました。裏通りなど道路はきれいになっている。彼がやろうとしているのはもっと大きな道路、または地下駐車場のように大きな、採算が合わない大型公共工事が、またぞろ出てくるのではないか、福祉が削られるのではないか、そういう心配があります。本当に狛江を良くするのであれば、立候補する前に1年ぐらいボランティアとして狛江で働いて、勉強してから出てくれば良い。狛江のことを知らないで、上からの目線で行政のリーダシップを発揮するようなとんでもない市長が生まれないように、矢野市長を引き継いだ田辺良彦さんに大きな期待をして、第二期の市民派市政を実現したいと思います。
今度の市長選の候補者、どちらも名前に「彦」が付く。是非とも「良」い方の「彦」を選んでいただきたいと思います。